魚座

2024年上半期の魚座は「節目の空白」を表す青が出ていました。

最初に、このような話からさせてください。

この2024年上半期も大きく含まれていく話になるのですが、ここ数年間の魚座を大きく動かしていくキーワードが「空白」なのです。

たとえば、この2024年上半期に至るまでの期間で、「友達で、普通に会って話せる人がいたんだけど、最近、彼女（彼）はまったく新しい分野にチャレンジをしていて、もうけっこう成果も出しているらしい。嬉しいけど、前に比べて、少しだけ気軽に会うことがしにくくなっちゃった」とか、なんとなく自分の周りで「ポカーンとした空白の穴」が開いた感じがありませんでしたか?

「ポカーンとした空白の穴」の話は他にも、あなた自身がけっこう長い間取り組み続けた、「自分にしかできないミッション」を卒業したとか、「絶対に〇〇をやり続けていなければいけない、または、ここにいなければいけないという必然性」がなくなってきたなど、大きな「節目の空白」のような存在を感じてきたかも知れないのです。

一方で、この2024年上半期において、「この分野に対して、まったくの新規の経験になるけど、自分なりの穴埋め作業をしていきたい」など、あなたがやっていきたいことや、試していきたいことが多くなっていきます。そのモチベーションや願い、行動なども「空白」というキーワードが連想されるのです。

「穴が空いて、穴を埋めていく」

言葉にするとシンプルなのですが、この2024年上半期も含めて、魚座は「新しい穴」に向かって燃えていくのです。

冒頭に書いてきたように、この2024年上半期のあなたも「自分の周りにいる人達の動き」に、かなり刺激を受け、また、影響を与え合います。

というのは、やはり、あなたも、あなたの周りも「時速200kmぐらいのスピード」で、急激に「新天地の開拓」を急いでいる感じがあるのです。あなたの時間も「昔のままの時間」ではないし、2024年上半期は「去年までにあった時間の繰り返し」にはならないし、やはり、「人生の次のステージ」へ確実に向かっていっています。

2024年上半期の魚座は「自分も周りも、種となって、新しい大地に根付き、その場所にそれぞれのお花を咲かせていく」イメージがあります。

あなたも、そして、あなたの周りにいる人も、開拓民的な存在になっていくのです。

それぞれが進むべき場所に進んでいき、「これからの場所」と定めたところで、新しい生活をスタートさせていく。登場人物全員が「これまでの人生の中で全く体験したことがない、未体験や未経験のゾーンに入っていき、その分野の切り拓きに燃えていく」など、“全員開拓民チャレンジ”をしていきます。

そういう意味で、この時期のあなたは今までにないぐらいの「熱い友情や励まし合い」の交流が盛んになって、たまに会って近況報告をし合ったり、お互いに全然知らない分野だけど、ひとりのプロとして応援し合う、信じ合うみたいな、「背中を支え合う」関係性になっていく人が出てきたりします。

「同じ思い出を持っている人同士が、それぞれのミッションの場所へ赴き、自分にしかできないことをやっていく」

2024年上半期のあなたの周りに流れる時間は、ちょっとだけエモいです。そして、手加減なく、遊びもお仕事なども含めて、新規の開拓や新体験をフルで味わっていきますよ。

ここまで「時速200kmのスピードで進む開拓民」の話をしてきたのですが、もうひとつ、2024年上半期の魚座は「モチベーションの整理」をちゃんとしていきたい気持ちが出てきます。

というのは、ここまでのあなたは、やはり「自分の限界を越えて、駆け抜けてきた」感じがあります。本来ならば、このあたりで少しゆっくりもしたい。そして、ここまでのあなたがやってきたひとつひとつの冒険に対して、みんなと一緒に語り合いたかったりもするかも知れません。

でも、まだまだ今の魚座は先を急いでいる感じがあるのです。

この2024年上半期は、「今までだったらノリで何とかなっていた部分や、今ある環境の中で何とかしてきた部分があったんだけど、もうちょっとここからはちゃんとシステムや機能を整えたい。将来に向けての投資も考えたい」など、急速に自分の周りの環境を整備していきたくなってきているのです。

たとえば、フリーランスでお仕事をしてきた人がいたとして、今までだったら「プライベートの自室を仕事場にしてきた」んだけど、「ここからはちゃんとプライベートと事務所を分けていきたい」など、コワーキングスペースなどを活用するか、事務所を借りるか、もうちょっと広いところに引っ越すかなどを検討していくかも知れません。

その他にも、ちゃんと契約面を見直す、自分の年間スケジュールを見直す、何を得ていきたいかを再検討するなど、一度立ち止まり、「何をしていきたいか」をまとめていく動きをしていくのです。「なんでもチャレンジしてみる」ではなくて、チャレンジを限定したり、「〇〇を達成していくための環境づくりを、自分でちゃんとしていく」など、モチベーションを整理していくのです。

だからですね、自分ひとりで考えていくことも必要ですし、周りの人に相談するのも大事になるのですが、「今、何が欲しいか」、そして、「何を削っていきたいか」、「どういう時間があると頑張れるか」など、そのようなイメージ会議は本当に大事になっていきますよ。

2024年上半期の魚座は全方位に対して頑張らない性質が出てきます。自分が投資できる労力と、発展できる分野を見極め、そこに対して集中していく。

ただ、ここまでの毎日が「激烈」だったような人は、2024年上半期の初頭ぐらいに、モチベーションを回復させる時間も必要になってきます。

是非、旅などに出掛けてリフレッシュをしたり、人と会って雑談をするなど、「景色を眺めたり、人と話をすることによって、これまでの自分がやってきたことをまとめたり、思い出したりしていく時間」を作っていってくださいね。自分が向き合い、手掛けてきた「過去の時間」をスルーして、いきなり、「次に何していきたい? 」とか、すぐに次を求めていく態度は乱暴にもなってしまうから。まずは、ここまでやってきた自分や周りをねぎらっていってみて。本当に、あなたはここまでよくやってきました。すごいですよ。

もうひとつ大事な話をさせてください。

占いで魚座を見ていった時にですね、あなたの人生は「バラエティ豊かな、ハチミツの原液」のように濃い個性の持ち主達に囲まれていく運命があったりします。職業や個性や、生き方や価値観が全然異なる人たちが奇跡的に集まり、良い意味で「いつまでも子どものような会合」ができていったりする。そのような遊び心によって、あなたの物語は彩られていくのです。

魚座は、人が持っている、「変態的」な個性を愛します。

でも、一方で、「面白さが生まれていく、良いカオス」と、「ルール無視の無秩序」について、明確に区別をしていかなければいけない場面も出てきます。

あなたは、そばにいる人が持つ個性を愛し、その光り輝く個性の伴走者になりたいと願える人です。

その一方で、「なんでもあり」があり過ぎる人の横暴な振る舞いや、「これが私の個性だから許してよ」という、そのような間違った個性の使い方をしている人もあなたの周りには出現してきたりして、そういう人の「ルール無視の無秩序」によって、あなた自身が削られていってしまうこともあるのです。

2024年上半期の魚座は、これまでの準備や勢いに乗って、「まぁまぁ大きな、一生ものの買い物や投資」をしていく動きも出てきたりもします。

でも、一方で、「本当にここまで大変だった。そして、まだ私の周りで色々な問題が解決していない。いつ、私が持っている平和が乱されるかもわからない。だから、未来について何かをしていきたい気持ちはあるけど、現状維持で精いっぱい」と感じることもあったりします。

無理に未来のことを考える必要はないです。でも、未来に対して「何も考えられないこと」があったら、それは、「周りに発生している、色々な“ガッカリ”に、自分がダメージを食らっている可能性」もあるかも知れないのです。

だから、この2024年上半期は、あなたが持っている「デリケート」で、「平和を愛する気持ち」を大切にしていってください。そして、自分なりの「対・ガッカリ」への対策やルールを築いていくことが大切になります。

あなたが築き上げてきた大事なルールやシステム、そして、これまで築いてきた「大切な物語」を乱すような、そのような「個性のはき違い」をしている人からは、距離を取ることや、付き合い方の“鉄の掟”を持ってみる。

要は、「自分のことしか考えていなくて、周りや他人のことについては、甘えるだけ甘えて、絶対に自分の変化や成長や改善をしないと決めている人」とは、この時期を境に距離を取っても良かったりするのです。

具体的には、何かあなたの心が乱されるようなことや、「またかよ」と怒りに震えるような「ルール無視の行動」を取られた時に、「負けるな! 」と自分に声を掛けてあげてほしいのです。

そして、「常識とか、これまでの恩とか、これまでの関係は脇に置いておいて、10年先までこの人と付き合っていくなら、どのような距離感である方が望ましい? 」と自分に聞いてみてください。その認識の上で、「どこまでならこの人にできるのか。どこから先は絶対にできないか」の線引きをしてください。

言い方が激しくなってしまったのですが、2024年上半期は「徹底した、整地や地ならし」の活動もしていきます。だからこそ、人間関係も「なんでもあり」とか「良い人なんだけどね」で済まさないで、ちゃんとあなたのルールや距離感を決めて、その通りに付き合っていくことも必要になります。

つとめて冷静になろうとし過ぎるんじゃなくて、時には感情を前に出しても良いです。「怖さ」の感覚も絶対に出てきちゃうけど、未来に対する正式な希望や期待を作っていくためには、自分がこれまで一生懸命作ってきた「大切な物語」を壊されないよう、勇気を出して前に出ていくことも必要なのです。

あなたは負けないです。

変な人が「私はこう! 」と押し通すならば、あなたも「私もこうだから! 」と押し通して構わんのです。「負けねーからな」の台詞を心に秘めて、周りの人に相談などもしながら、「後戻りはしない気持ち」も持っていってくださいね。

最後に変なことを言うようなのですが、この国で「自分本位で生きていく」って、やっぱりけっこう難しかったりします。もちろん、ものすごい「自分本位な人」はいますよ。でも、ちゃんとした良識を持って、周りからも認められるぐらいに「周りに尽くしている人」で、自分のやるべきことをやっている、そういう人がいざ、「ちょっと自分の時間を、自分に使いたい」と言って付き合いが悪くなったりすると、「あの人は変わった」とか言われたりもする。

もしかしたら、多くの人が誰かに「理想像」を持って、その通りに生きていってくれないと、我慢がならなくなってしまうのかも知れません。

でも、2024年上半期のあなたは、ちょっとだけ勇気を出して、「自分のためのマイルール」を持ってみて。そして、それを周りにも伝えていって。「自分本位」と思われても大丈夫ですよ。

大げさなようですが、人生を思い切り楽しむ人は、自分なりの欲や同情や「どこまで付き合うか」に対して、自分なりの線引きを持っているし、けじめの気持ちを持っているからこそ、色々な時間を大切にできます。あなた自身が決めていくこと、そして、ルールを持っていくことをどうか、恐れないで!

やるべきことをやって、でっかい太陽や海に会いに行く。そのためにあなたは頑張っているんだから! 2024年上半期はちゃんと思い出作りもしていけます。だから、「これぐらいで揺らぎませんよ」と、自分を強く持つこともやってみて!

2024年上半期の仕事面でのあなたのテーマは「不得意分野も怖くない! 弱点克服集中コース」です。

2024年上半期の魚座なのですが、「整地をして、色々な凸凹を平にしていく」ような仕事運があるんですね。その基盤とか基礎の上に、これからのあなたのキャリアを築いていくという意味も大きくあります。

ですから、この時期のあなたの仕事運のひとつの特徴として、「得意分野だけに集中しないで、不得意分野や苦手分野にも積極的に関与していく」動きが出てきます。「私は制作の仕事は得意だけど、会議が苦手で」と言う人には、会議がやっぱり入ってきそうなのです。

でも、「苦手分野に取り組み、そこを成長させていくこと」は、あなたにとってものすごいチャンスになっていったりもします。

ここから先がアドバイスになるのですが、仕事面で苦手なシーンに取り掛かった時は、心の中で「おー、苦手苦手」とつぶやいてみてください。自分の中でパニックになりかけているところや、「もう、放っておいてほしい」と切なくなっちゃうようなこと。そういう心や頭の動きを冷静に、もうひとりの自分が眺めているイメージを持ってみて。そして、「今回はこの部分を意識して、苦手分野にも取り組めた」と、自分を褒めてあげてください。

その繰り返しをしていくことで、いつの間にかあなたにとっての「苦手」が、単なる苦手ではなくなって、あなたの長所をサポートしていく存在にもなっていってくれますよ。

2024年上半期の恋愛面でのあなたのテーマは「集まれ! ストイックな動物たち」です。

まず、2024年上半期全般にも言えることなのですが、いつも以上に「フラフラしないで、自分が集中したいミッションを果たしていく」動きが強く出てくるのです。

これはですね、普段の魚座は「なんでそんなにバラエティ豊富な人間関係があるんですか? 」と言われるような、あなたの交流には良い意味で「バラバラな個性を集めた、ごった煮」のような魅力が強くあるのです。でも、この2024年上半期は、「深く付き合っていきたい相手を絞っていく」動きが出てきそうなのです。

2024年上半期、あなたは「自分に厳しい一面を持った、ストイックな人」と縁が出てきそうです。何かを目指していくために、ある部分を意識して鍛えていたり、節制していたりするなど、そういうものを持っている人。あなた自身もそういう「ストイック性」を持っていくことから、「この部分はつらいよね」など、愚痴ではないんだけど、そういう部分を話し合うことによって、親睦を深めていくことができたりします。

すごく激しい言い方をすると、この時期のあなたは「馴れ合いよりも、野心や夢。そして、次のステージに進んでいくこと」の方を大事にしていきます。「ただ仲が良い」ということに、あんまり価値を置かなくなってきてもいる。

それよりも、「この部分、超つらい」と言いながらも、目を輝かせながら、「絶対にこの夢を成し遂げたいんだよ」と言っている人達と、濃い「家族のような関係」を結んでいくことができそうです。バカみたいな話でも全然良いので、何かの野心を本気で持っていってくださいね。ストイックで濃い性格を持った、動物のような人達が集結していきますよ。