乙女座

2024年下半期の乙女座は「コツコツと、実験やトライを積み重ねていくアクティブな赤ちゃん」のオレンジが出ていました。

まずですね、今回この2024年下半期の占いを書いていって、「ようやく、マイナスだった空気が0に戻り、そして、少しずつプラスの気に転じていく」ような感覚を受けました。

乙女座の占いを伝える前に、どうしても書いておきたいことがあるのですが、誰かの運勢を占っていく上で、そこには必ず「時代の雰囲気や空気」が影響を与えていくのです。たとえば、「家の中から出られない」みたいな状況があった時に、個人に向けて、「がんばれがんばれ」とか、「周りの状況は関係ない。あなたは前に進める! 」とか、そんな激励はなかなか受け止めることができないじゃないですか。

燃料となる薪と、あと、その薪が燃えていくための「後押しになっていくような風」がなければ、火は着火していくこと自体が難しいです。多くの人にとって、ここに至るまでの「無風」や「逆風的な突風」はけっこう堪えました。嵐の中にいるかのような感触も受けました。2024年になって、段々とその嵐の時が去っても、そこで受けた様々な「無力感や不信感」のダメージは、人々の心の中に深く残り続けました。みんな本当に、よくやってきたんですよ。

それで、この2024年下半期なのですが、乙女座が持っている「気持ち」や「元気」が、大きくプラスに転じていきます。本当、やっとですよ。ここまでのダメージを払っていって、自分なりに「やってみたかったこと」や「楽しい思い出作り」なんかを、やっと全力で行っていくことができそうです。

この2024年下半期のあなたにとって、一番大切になることは、

「やりたかったことをやってみる。完璧な準備はしなくて良いし、完璧なタイミングも来なくて良い。思い立ったが吉日! とりあえずやってみて、そこでまた反省したり、検証したり、また、次のトライをしてみる」

など、色々なことに興味を持ち始めた赤ちゃんのように、「コツコツと、実験やトライしていく動き」を絶やさないことなのです。

「うわー、温泉行きたい。でも、いきなり宿を取るのも難しいよな。じゃあ、一泊しなくて良いから、日帰りで行ってみようかな。そういうのも楽しいんじゃないかな」

など、思いついたことをやってみる。そして、あとからそのプランを検証していく。先々の不安やシミュレーションよりも、見たことのないおもちゃや食べたことのない食材に何度もチャレンジする、アクティブな赤ちゃんになったつもりでやってみて。

仕事面でも、プライベートでも、「コツコツとした実験やトライ」をしていくことで、あなたはちゃんとこれからの物語を作っていくことができそうですよ。

「とりあえず、やっちゃえ! 」

を合言葉にしていってみて。

2024年下半期の占いは少し「特異」な形になりまして、これまでの占いというのは、基本的に「積み上げてきたもの」と「変化」がセットになっていたのです。

つまり、「これまでのあなたはこういう分野で積み上げや積み立てをしてきたので、これから迎える半年間は、ある分野が爆発的に成長や開花をしていきますよ」みたいな、そういう占いの文言を送ることができたのです。

でも、この2024年下半期については、「復興と再興」のイメージがすごくあり、各自がほとんど例外なく、「これまでやってきたことの上に、何かを積み上げていく」のではなくて、「一回、色々なことを0にしたり、リセットしていく実験」が本当に大事になるのです。

そういう意味で、今この時点でも良いので、まずあなたにやってほしいことがあります。

紙や付箋などを用意してもらって、「今の私が生きていく上で、関わり合っているもの」をバーッと書いてみてください。「仕事」、「親族」、「公園に行く時間」、「たまに食べに行くあのお店の特別メニュー」、「年に何回かの旅行」などですね。ワクワクすることから、「これはちょっと気持ちが滅入るわ」と感じてしまうものまで、手当たり次第に書いてみる。

そして、次に、三重ぐらいの円を描いてみて、その三重円の中心に近いところが「私にとって必要不可欠」な最重要ポジション、その隣の外側の円が「生きていくためにやらなければいけないこと」のまぁまぁ重要ポジション、そして、三重円の一番外側に属する円には、「やらなければいけないこともあるけど、正直、削っていったり、よっぽど余裕ができたらやりたいこと」と定義してみてください。

その三重円の色々な位置に、自分が関わる「仕事」、「公園に行く時間」などを置いていったり、貼ったりしてみて。

なんでこんな作業をやってほしいのかというと、やっぱりですね、この2024年下半期は「リセット」がすごく大事になるので、「今まで通り、全部をこなす! 」みたいな頑張り方は変化させていきたいのです。

2024年下半期の乙女座には、「忙しかったりして、とにかく、その期間は耐えるしかない」みたいな時と、「あ、それが終わったら、少し暇や余裕ができるかも! 」と感じられるような時が、波のようにやってくるイメージなのです。

その波の変わり目を見逃さないで、「この仕事はあと二週間で落ち着きそう。よし、そしたら三週目の週末は、前からやりたかったこの予定を入れちゃおう! 」と、そのようなことをやっていってほしいのです。

やっぱりですね、今、時間を待っていちゃダメです。「色々落ち着いてから」と言いたい気持ちはわかります。でも、時々はちゃんと頭にハチマキを巻いてみて、旗も立てちゃう勢いで、「ちょっともう、遊ばせていただきます。私はもう、充分に頑張ってきました」と言って、「遊びの大反乱」を起こしていかなくちゃいけないのです。

毎日毎日、やるべきことをやって、言い方は悪いけど、バカみたいなニュースなんかも目にして。でも、そんな「バカみたい」と思ってしまう日常からちゃんと離れて、これから先のあなたが、宝物を見つけていける力を保養していかなくちゃいけないのです。

ここまでも含めて、あなたは本当に頑張ってきたし、「毎日の生活を守っていく」だけで、それだけでもう、本当に自分自身が削られてきてしまったところもあったと思います。

2024年下半期はですね、「ここまで削られてきてしまった自分」を回復させていくための大切な時間になるのです。

だから、「終わりのない日常」に対して、「晴れ間ののぞく非日常」の時間を入れていかなくちゃいけない。

我々はですね、「非日常」というお祭りがないと戦えないのです。

回復がないまま、この毎日を戦っていくのではなくて、「まずは遊んだり、温泉に行ったりして、回復をしていく」。それが、2024年下半期の乙女座にとって、大事なプロセスになります。

だから本当、色々とリセットしていく感覚を持って、リセットしたからこそできる「新しく始めていける活動」にワクワクしていって、あなたにとっての大切な「今年にしかできなかったこと」をやっていっちゃってくださいね。宝物のような思い出がたくさんできていくから、心の中でハチマキを巻き、旗を持って、ぶっこんでいっちゃってくださいね!

2024年下半期の乙女座はやはり、ものすごく「リセット運」が強いです。

ですから、交友関係なども含めて、「今、ここから始めていくとすれば、どうするか? 」を考えていく必要が出てくることが多くなりそうです。

たとえば、「ずっと知り合いの人」がいたとして、その人についても、「今日、初めてこの人と会ったとするならば、私はどういう付き合い方をしていきたいか」など、また「0からの再検討」をしていくことがですね、結果として良い動きに繋がっていきそうなのです。

乙女座の人は、数年に一回、大きな棚卸（たなおろし）や整理作業を運命的にしていく傾向があります。

そのやり方がけっこう面白く、一種のローテーションみたいなかたちになっていたりもするのです。

• 仕事面
• 人間関係面
• プライベート面

と、大きく三つの分野に分けるとするならば、「今年はちょっともう、人間関係を大々的に整理してしまおう」と、あるひとつの分野にすごく大きな整理や変革の風が吹いてきたりもするのです。

なんでこの「整理をするための、変革の風」があなたに吹くのかというと、やはりですね、乙女座の本質のひとつには「喜んでもらえたら嬉しい」という、強い「お助け人」としての本性があるからなのです。

あなたは周りの発展のために、自分を磨いていったりもしますし、「誰かがやらなければいけない仕事」を見つけて、その穴埋め作業をしていってくれたりもします。

自分自身を「ひとつのパズルのピース」のように捉え、「今、この現場にこういう技術や発想を持った人がいたら、もっとレベルアップができるな」と考え、「しゃーない、誰もやりたくなさそうだから、私がやっていくしかないか! 」と言って、普段の観察や分析を通して、自分自身を「色々なことができる人」や「お助け屋」にしていくのです。

でも、ご存知のように、「色々なことができる人」や「お助け屋」の成分を持った人は、周りから依存されまくる存在にもなりかねないので、数年に一回、仕事、人間関係、プライベートなどの領域に分けて、「一度、色々な関係や蓄積を清算する」みたいなことをやっていって、あなた自身が「お助け」や「なんでもやります」につぶされないようにしていく必要が出てくるのです。

その「大清算的リセット」が来るのが、この2024年下半期であったりもします。

だから、どんな場面においても、「今、ここから始めていくとしたら、私は目の前の案件をどう感じ、どう関わっていきたいか」の、“また0から”の感覚を持ってみてくださいね。

大げさに聞こえてしまうかも知れませんが、2024年下半期は「毎日が仕切り直し」の感覚で良いと思います。

「今、ここから始めていこう」

昨日まで傷つくことがあったとしても、さっきまでやる気が出なかった自分がいたとしても、何回でも、仕切り直しをしてやる意思。

周りの空気になんて飲まれないで、ネットの世界にいる「顔を知らない人の言葉」に引きずられ過ぎないで、「私の周りの世界にある面白いもの少しずつ発見し、また、新しい日常を作っていってやる」という気持ちを持って、あなたの力を全開にしていっちゃってくださいね!

2024年下半期の仕事面でのあなたのテーマは「自分のために仕事をし、自分軸の評価を設けていく」です。

2024年下半期の乙女座の仕事運は、「自分の利益の原点に返ること」で運の力を増していくことができそうです。

ちょっとですね、大胆なことを伝えさせてください。世の中の「仕事論」というのは、たまに、「理想的な道徳論」をすごく求めてきたりもします。もちろん、それは正しいのです。でも、「自分のことより、他人のことを考えて行動する人に、周りの人はついてくる」など、そういうことって、けっこう難しかったりもするじゃないですか。

別にここで、「悪いことをしてください」と勧めているわけでは全然なくて、この時期の乙女座はむしろ、「自分の利益をちゃんと考えていくこと」で、仕事運が上がっていくのです。

そのためにお勧めなのが、色々な仕事の現場に立ち会った時に、「私はこの現場から、何を自分のために持ち帰りたいか」を考えてみてください。たとえば、「雑用ばかりで本当に疲れる。この仕事、早くやめるべきだな」と考えていたことが、「この仕事の現場からは、私は“体力増強”を持ち帰る」と自分なりの利益のテーマを決めると、それまでの仕事の姿勢に対して、別の角度からの光が窓から差し込んできたりするのです。

会社や上司などの評価ではなくて、あくまで、「どういうことを仕事でやったら、自分で自分を評価したいのか」など、自分が自分にしていく「仕事の評価」も設けてみて。「とにかく、他の会社の人からも、おいしいお店情報を仕入れていく」とか、そういうことでも良いから。他者評価を乗り越えていった時、あなたの仕事運は猛烈に光を放っていけそうですよ。

2024年下半期の恋愛面や人間関係でのあなたのテーマは「なぜ、他人と付き合っていかなければいけないのか? 」です。

今回、12星座の占いをしてきて本当に強く感じたのですが、この2024年下半期というのは、色々なことを各自、根本的なところから再定義していく運動が盛んになっていっているのです。

たとえば、「なぜ、他人と付き合っていかなければいけないのか」や「人を好きになるメリットって何? 」など、そういうところから、自分なりに考えて、周りの人と話をしたりして、暫定的（ざんていてき）に答えを出していく。

ここでひとつ、「なぜ人は人を必要とするのか」の話をしたいのですが、自分にとって他者とは、リスクにもなるし、面倒くさい部分もあるし、テクニックとしての「距離の取り方」なんかも必要になってきたりもします。

でも、一方で、人間関係は究極的には「生きていくために必要な、ありがたい保険や保証」みたいな部分もあるかも知れません。誰かに認められたり、「今日はあの人がいて嬉しい」と思われたり、「あの人はうちらのことを面白がったり、尊重してくれるからいいよね」と認知されたり。

そのように、誰かから存在を認知されたり、少しずつ信用されたり、認められていくことって、最終的に「嬉しい」とか「自分はこの世界にいても良いのかな」みたいな、「ほっ」とする力を与えてくれたりします。「自分がここにいても良いと思わせてくれるような保険」。悪い言い方かも知れないけど、今のあなたにとっての「他者」とは、そのように定義できていくものかも知れません。

乙女座はこの2024年下半期、恋愛面や人間関係において、「誰かから必要とされるならば、その人の役に立つようなことをしてもいいよ」など、そのような、「ちょっと引き気味の姿勢」があったりしました。

乙女座はこの数年間で、「あんまり他人に邪魔されないで、他人の動きに巻き込まれないで、好きなひとり時間も楽しみたいなぁ」の気持ちがけっこう増してきているのです。もちろん、それは全然悪いことではないですし、その「ひとり時間の充実」は、2024年下半期も変わらず取り組み続けていってみてください。

でも、一方で、「誰かから信用されたり、存在を認め合ったりできたら、私はすごく嬉しい! 」という、そういう積極的な願いを持ってみても良いかも知れません。「誰かから必要とされたら動く」のではなくて、「なんかこう、もっと周りから、特に〇〇さんから必要とされたいなぁ! 」という勇気を持っていっても大丈夫ですよ。

根本的な問いから始まって、徐々に、自分なりの答えを出していってみてくださいね。