獅子座

2025年上半期の獅子座は「祭りだ、わっしょい! 」を表すオレンジが出ていました。

今回2025年上半期の占いを書いていて、この2025年という年は、「2020年から2024年までの五年間、延々と続いてきた世界的な騒動と混乱」に区切りをつけていくことができて、やっと、「新鮮な気持ちと、ワクワクする気持ちを持ちながら、新しい一年を迎えていくことができる」、いわゆる「元年」に位置するような年になっていきそうなのです。

今まで余裕がなかった人も、再び、外の世界へ出ていって、新しい交流や、自分なりのチャレンジを始めていくような一年になっていきますよ。

これまで、「何かを始めたくても時間がない」とか「新しい変化を取り入れようにも、腰が重い」など、なかなか行動に移せなかったような人も、「なんか面白そう。時間もできたし、やってみよう! 」と、前向きに色々なチャレンジをしていけそうなのです。

そして、この2025年上半期の獅子座なのですが、大小合わせての、色々な「お祭り」に縁が出てきそうですし、実際、「祭り」の時間は、今のあなたにとって本当に必要なものになっていきます。

突然、こんなことを言って申し訳ないのですが、獅子座は「え、今、このタイミングで? 」と、周りがビックリするような時に、「急に自信を失くしていること」があったりします。

• 物事を良い方向に考えられなくなってしまう
• 新しいことをしないで、ずっと同じようなことを繰り返しているように感じられてしまう

など、そのようなネガティブなことを考えてしまう時、獅子座は「今の自分の役割の重さや、変革、変身への理想」を背負い過ぎてしまって、「自分自身が沈んでしまっている状態」に陥っていたりもするのです。

だから、「今日は、普段の私じゃなくなるぞ。浴衣も用意したぞ。花火もやっちゃうぞ! 」など、そのような「お祭りDay」が来た時は、あなたにとって、一気に自分の生命力を回復していけるタイミングでもあるのです。獅子座には、お祭りでしか回復できないような、特別な何かがあったりするのです。

2025年上半期のあなたは、いっぱい「お祭り」に触れていってみてくださいね。

別に、浴衣を着て出かけるお祭りではなくても、「大人同士で、遊園地に行っちゃう? 」とか、「ちょっと終電まで話そう」、「夏用の何か面白いＴシャツを買いに行こう」など、そのようなこともお祭りにしていくことができてしまうので、「自主興行お祭り」をとことん楽しんでやっていっちゃって。

この2025年上半期、あなたには「やっと、つらいところを抜けてきた」の感覚も、存分に味わってほしいのです。

正直、これから先も、激動の時代は続いていくと思います。でも、すごく大変で、「色々なことが立て続けに起きて、しかも、終息の気配がなかなか見えなかった」みたいな時間は終わろうとしていっているのです。

2025年に至るまで、特に、2020年から2024年までの五年間の混迷があったからこそ、多くの人が「急にルールが変わるかも知れないから、用心深く待って、備えていかなければいけない」など、「待つ姿勢」を本能的に取ってしまっているのです。周りの動向をどうしても気にしてしまうため、スマホで何度もニュースを見て、そして、見る前より暗い気持ちになってしまったりもする。

2025年上半期は、そのような「備えの日々」や「待ち続ける日々」に対して、大きな区切りをつけていくことができます。

ですから、あなたが関わること全てに対して、「〇〇祭り」と名付けてしまう勢いで、やっていっちゃってくださいね。「今日は習い事見学祭りの、お習字編だわ」とか、ちょっと強引な名付けのお祭りでも良いですし、シンプルに、「今日はラーメン祭り」でも良いです。盛り上げていくこと。ぶち上げていくこと。自分も、周りも、今日生きていることを祝ってみちゃって。

大きな声では言えないけど、こんなバカみたいなことばかりが起こる世界の中で、生きているだけで偉いのだから。2025年上半期はみんなで一緒に、お祭りを開催していっちゃいましょう。

もうひとつ、大切な話をさせてください。

占いをしていて、つくづく感じることがあるのですが、獅子座の人は、自分の取扱説明書を持っているし、「自分把握能力」がすごく高い人が多いのです。

だから、占い鑑定の現場で「あ、今年の獅子座はこういうことをやった方が良いかもですよ」と言うと、「あ、知ってます。ていうか、もう、やってます」みたいな感じで、占う側から見ると、獅子座は一種の「予言者」みたいに見えることがあります。「もしかしてあなた、自分のことが客観的に見えているし、先のビジョンまでもが見えているんじゃないか」と感じることがあるのです。

たとえば、「私はこれまで背負ってきた緊張感や疲れを吹っ飛ばすために、ふざけられる機会に、徹底的にふざけ倒したい。周りから『ちょっとうるさい』と怒られるまで、やかましく騒いだりもしたい」など、あなたは「普段の緊張感に対する対策と、自分なりの欲求」をすごく把握しているイメージがあるのです。また、あなたが持っている「自分取扱説明書」の中には、「こういうストレスを感じたら、こういう対処法を採用をしていくのがベスト。ただし、まだ探求の余地あり」など、そういうことが書いてあったりもします。

自分の扱い方、状況対処法など、そういうことをひとつひとつ、痛い思いもしながら学んでいって、危機に陥らないように研究し続けていく「頭の良い戦士」のような性質が、獅子座にはあるのです。

そして、この2025年上半期のあなたは、「周りを引っ張っていく管理者やコンダクター（指揮者、司令官）」としての力がますます強くなって、「やる時はやろうぜ」とか、「面白いことをできる機会を見逃さずに、やっちゃおうぜ! 」など、自らの「責務」や「役割」として、周りを鼓舞していくようなこともやっていきます。

ここからは腹を割って話したいのですが、外から見たあなたは、「やるべきことをやっている人」など、そのような姿で見えるかも知れません。でも、当人としてのあなたはどこかで、「今の自分の役割」に飽きてきているかも知れないのです。

「色々やってきたけど、ちょっと飽きた部分もあるな。もちろん、今の私の立場にいられるのはありがたいことでもあるし、ここまで苦労もしてきたから、簡単には捨てられないのだけど。でも、他に良い道があるのならば、ちゃんと模索していきたい」

と、すぐに実行していくわけではないけど、密かに、「現状脱出への願い」も温め続けていたりもするのです。

2025年上半期の獅子座は、「これまでやってきた苦労が報われる」とか「たどり着くべき場所にたどり着く」などの動きが活性化していくのですが、同時に、「安泰」とか「やっとここまでたどり着いた」という意味で、「落ち着いていく動き」も、また強まるのです。

この2025年上半期のあなたに対するアドバイスがあるとすれば、「安泰」はもちろん喜ばしいことでもあるので、そこで伸び伸びとやっていったり、ひと休みをしていくのはお勧めになります。

一方で、「マンネリ、嫌だ」と感じる人は、ちょっと強引になったとしても、「刺激の入れ直しツアー」のようなものは入れてほしかったりもしますよ。

「刺激の入れ直しツアー」とは、単なる遊びではなくて、その遊びに少しだけ「修行」とか、「ちょっともうこれ、課外学習並にちゃんと取り組んでいるよね」など、そのような要素が加わってくるもの。たとえば、「大好きなアーティストを追っかけて、アメリカまで行く。そして、現地ででっかいハンバーガーを食べて、本場のスケールをリアルに感じてくる」など、それぐらいの大胆さや、冒険感があるようなことをやっていく。

10代とか20代の頃にあったような、「ちょっとさ、自転車乗って、隣町までラーメン食べに行かない? 」みたいな、そういう「ワーイ! 」と騒げるような冒険も、できたらやってみて。

そのような「夜間、隣町ラーメン、自転車突撃ツアー」などを入れていくと、2025年上半期のあなたを支配する「安泰」という星が少しどいてくれたりして、「安泰」と「冒険」が、良いバランスで共存していけそうですよ。

もうひとつ、2025年上半期の獅子座に関係する動きを紹介すると、この時期のあなたは、「やってもらうこと」と「やってあげること」のバランスを、けっこう上手く取っていけそうです。

やっぱり、獅子座は「プロの人」でもあります。

自分が思っていることを簡単にペラペラと喋る人ではないし、また、あなたは「自分が好きで、リスペクトする人」にこそ、ベタベタするわけではなくて、「邪魔にならない距離で、末長く大切に付き合う」など、そのような距離感を大切にしていったりもします。

獅子座は、周りが求める適切な手助けをしていくこともできるし、「あ、全然盛り上がっていない。こういう時は黙々とやり続けても疲労が増すだけだから、私がひとつ、ふざけたことを言って、場を盛り上げよう! 」など、周りの空気を読んで、その時に必要なことをやっていくことができる立派な人でもあるのです。

本当に獅子座は「台所にあると大変助かる万能調味料」みたいな存在で、「もうちょっと味にパンチが欲しいな」という時には「私を振ってごらん」と言って、助けてくれるし、「味がバラバラだ。整えたい」という時にも、その調味料を振って入れると、それで料理がまとまったりもする。

獅子座はやはり、周りにとって大変にありがたい存在なのです。

でも、そんなあなたは、「やってあげることは得意だけど、やってもらうことは得意ではない。むしろ、自分でやりたい。むしろ、私のテリトリーには必要以上に入ってこないでほしい」と思うような性質もあったりする。

でも、この2025年上半期は少しだけ、何かを話したり、行動する前に、自分自身に確認してみて。

「今、あなたがみんなを盛り上げていたりするのは、義務や役割としてやっている? それとも、自分がワクワクしたくてやっている? 」

と。

どちらが良くて、どちらが悪いという話では全然ないのですが、そうやって、自分の心を確認することによって、少しずつ「本心からのワクワク」も発見していけそうですよ。「私、走ることは義務だと思ってやってきたけど、実は、けっこうワクワクしているし、好きでやっていることだった」など、そのような新しい自分も再発見していけたりするのです。

「全部を、仕事や義務、役割としてやらない。本心からワクワクしてやっていくことを増やしていく」。

そうすることによって、あなたは自分のテリトリーの中に「仲間」や「他人」を入れていくのが嬉しくなっていくし、「やってもらうこと」、「助けてもらうこと」に対しても、苦手感がなくなっていったりもしそうですよ。もし良かったら、やってみて!

色々なことを書いてきてしまいましたが、やっぱり、個人的な願いとしても、「イエーイ! 」と言って、ふざけ倒していくあなたの姿が見たいです。2025年上半期は、ちゃんと楽しい、あなたなりのパーティーの時間にしていっちゃってくださいね。ひとりでニヤニヤしながら楽しむのも良いし、みんなと一緒に、「もうそのバカな冗談、100万回聞いた! 」とか、そういうことでゲラゲラ笑い合うような時間も作っていけそうですよ。

良い2025年上半期の時間をお過ごしくださいね。

2025年上半期の仕事面でのあなたのテーマは「奇想天外な空想のお披露目会」です。

まず、少しだけ変な話をさせてください。

もしよければ、あなたの周りにいる獅子座、そして、蟹座や乙女座など、いわゆる、「夏生まれの星座」の人たちにも尋ねてみてほしいのですが、この人たちは「今やっている自分の仕事が、急転換してしまうんじゃないか」など、そのような危機意識を持ちがちなグループでもあるのです。

特に、獅子座は、順調に仕事を済ました後にも、「あ、上司から連絡。重大な抜けがあったり、クレームがあったのではないか」など、心配事を100倍ぐらいに膨らませてしまうところがあったりする。

ただ、あなたが持っている「奇想天外な危機意識」みたいなものは、実は仕事能力に直接影響していて、あなたが空想の中で「ありとあらゆる、良くない方向性のこと」を考えることがあるからこそ、現実の世界で「あ、これは手をつけておかないと危ない」と気づけたりだとか、あと、実際にトラブルが起きた時にも、「空想の中で何回も想定してきた。大丈夫! 」と、変に勇気や自信が出ることが多いのです。

2025年上半期は、あなたが持っている「奇想天外な心配事」や、「こういうことをやってみたら、面白いんじゃないか」と思っていることについて、空想の宝箱を開けてみて、それを話せる範囲でいいから、周りにいる人たちに話していっても良かったりしますよ。

「そんなこと心配しているの、あなただけだよ」と言われてしまうかも知れないけど、あなたが持っているのは、確かに、「他の人が思いつかないような発想」なのです。だから、それをシェアしてみると、思った以上の反響が得られることがあったりします。

あと、この時期のあなたは、「あなたが本来やるべき仕事じゃないかも知れないけど、今本当に社内の変革や配置転換などでバタバタしていてさ。だから、こういう仕事もやってくれませんか? 」など、そういう頼まれ事をされることも多くなっていきそうです。「自分の専門」や「自分の希望」にこだわり過ぎずに、「自信はないけど、面白そう」と感じたら、思い切ってやってみても良さそうですよ。

2025年上半期の恋愛面や人間関係でのあなたのテーマは「私と異なる価値観を持つ人と、仲良くなりたい」です。

まず、獅子座は恋愛面や人間関係においても、「自分が思っていることや、考えていることのすべてを話す人ではない」みたいな、ある種の秘密主義の部分を持っています。やはり、「周りを頼りにするぐらいなら、自分で行動していっちゃった方が早く結果が出る」など、自分ひとりで行動していくことに慣れているようなところがあるのです。

ただ、あなたは数年前から、少しずつ、「自分が持っている真意や本音を、周囲にいる人と共有していく訓練」もけっこうしてきているのです。なぜそのような変化が起こってきているのかと言うと、それは、最近のあなた自身が「他人が持っている考え方や価値観」に興味を持ってきているからなのです。自分とは異なる他人の考え方や価値観を「知ってみたい」と思うからこそ、自分が持っている考えや価値観についても、ちゃんと出していってみる。「価値観の自己紹介」みたいなことをしていっているのです。

2025年上半期のあなたは、今まで以上に「価値観の異なる他人との話し合い」が大事になっていきそうです。あ、これは「ネットの世界」ではなく、「リアルな世界」の方の「話し合い」です。

「リアルな世界」において、相手の話や価値観に「うん? 」と違和感を覚えるようなことがあったとしても、すぐに否定には入らないで、「こういう考え方もあるんだ」と思いながら聞いていってみて。

2025年上半期は「価値観の異なる他人との話し合い」の訓練が、大きな成果をもたらしていくような時なので、「全部が同じじゃないからこそ、この人のことが好きだし、リスペクトしている」など、かけがえのない仲間意識も、「価値観の違い」から生まれてきそうです。