牡羊座

2025年下半期の牡羊座は「みんなで何か一緒にできたら良いね」を表すピンクが出ていました。

すごく不思議だったのですけど、2025年下半期の牡羊座を見ていった時に、いわゆる、「互助会的なものを作り出そうとしていく力」がかなり強くなっていたのです。

ここで言う「互助会」というのは、特定の組合のことを表す言葉ではなくて、「みんなで力を合わせて、何かを成し遂げたり、困った時に、お互いに助け合いましょう。自分のタイミングで、顔を出すぐらいの感覚でもOK」みたいな感じのものです。昭和の時代には「ご近所さん同士」とか「町内会同士」みたいな感じでよく機能していたものだけど、今の時代においては、なかなかその存在を聞かなくなったところがあります。

牡羊座の話に戻ると、あなたはこの2025年下半期において、周りにいる人同士で声をかけ合って、「一緒に何かできたら良いね」とか、「自分たちの居場所を作れたらいいね」みたいな感じで、いわゆる、互助会ムーブをしていくことが多くなっていきそうなのです。

一体、牡羊座に何が起こっているのか。

これから色々と、2025年下半期の牡羊座の運勢の話をしていきたいので、お茶でも飲みながら付き合っていただけたら嬉しいです。

なぜ、2025年下半期の牡羊座に「互助会的なものを作り出す力」が強まっていくのか。

この動きについて、順番に説明させてください。

まず、ちょっと架空の話をしたいのですが、ある牡羊座の女性が、社会的に成功するようなことがあったとして、その人がインタビューを受けているとします。

インタビュアーが、その牡羊座の女性に対して、「あなたはなぜ、そこまで頑張り続けることができたのですか? 」と質問をしたとします。

そうしたら、その牡羊座の人は「うーん、そうですね。（特に理由とかはないんだよなぁ←心の声）あ、そうだ。私が何かに対して頑張ることで、そして、新しい結果を出していくことによって、同世代の人たちに、なんらかの勇気を送ることができたら嬉しいなと思って、頑張りました! 」みたいに答えたりもする。

この「なんでそこまで頑張れたのか? 」という質問に対して、「同世代の人たちに、勇気を伝えたい」みたいな答え方をするのって、実は、すごく「牡羊座的」な感覚だったりするのです。

牡羊座は元々、すごく負けず嫌いなところがあるし、「自分のために頑張ること」という個人戦を、人生の途中まで、すごい勢いでやっていったりもします。

でも、多くの牡羊座は、「負けてたまるか」の個人戦を経た後に、「あれ、私、何のためにここまで自分を犠牲にして頑張っているのだろう。ポカーン」と、燃え尽きタイムも迎えたりする。

その「燃え尽き」は悪いことではなくて、「もう、自分のためだけに頑張るような、個人戦に力を向けていく期間は終わったのかも」という、運命からの合図かも知れないのですね。

その個人戦の時間の後に、牡羊座は、「みんなで」、「同世代の人たち同士で」、「ここにいる仲間と一緒に」など、そのような、「みんなで一緒に戦っていくような集団戦」としての戦い方に移行していくことが多いのです。

元々、牡羊座は「みんな」や「同世代」など、「横に向ける視線」を強く持っているのですね。

今回、2025年下半期の占いをしていっても、そのような牡羊座の性質が強く出ていたのですが、あなた自身は今、「何になりたい? 」みたいな、自分の将来なりたい姿をイメージするのは難しい時かも知れないのです。

でも、「何かしたいことはある? 」と聞かれると、「そうだなぁ。何か、みんなで一緒に思い出に残るような楽しいことをやっていきたいなぁ」と思えたりして、いわゆる、自分のためではなくて、誰かのために頑張ることで、力を出していく性質が強くなっていたのです。

それで、特に2025年下半期の牡羊座って、「自分の中で、必死で頑張ってきたこと」に関して、一周も二周も三周もしてきた感じがありました。

もちろん、まだまだ色々な「挑戦の旅」は続いていくのだけど、「自分がどうなっていきたいのか」とか「自分のために頑張る」というよりかは、「互助会みたいな感じで、みんなで一緒に楽しいことができたり、居場所を作っていけたらいいよね」と、「楽しい文化祭を作っていきたい気持ち」が強くなってきている。

実際、この時期のあなたは、「久しぶりに集まろう」とか「ただ集まるだけでも良いのだけど、どうせなら、みんなで一緒にまたあの思い出のカレー屋に行ってみよう」など、良いかたちで、話が「面白いお祭り」のように発展していくことが多くなりそうですよ。

「何のために頑張っていくのか」が見えなくなってしまった時。ちょっと横道に行く感じで、「みんなで一緒に何か面白ことをやりたいな」とつぶやいてみて。そうすると、あなたの中に眠っていた「互助会的なものを作り出すパワー」がちゃんと騒ぎ出していくから。

ここまで、2025年下半期の牡羊座は「互助会的なことをやっていったり、他人のために頑張っていくことによって、力が増していく」ということを書いてきたのですが、この時期の牡羊座はまさに「自分のために頑張らないことで、新しい道を作っていったり、自分への手応えを増していく」ような、不思議な運勢があったのですね。

ただ、同時に、この2025年下半期は、あなた自身が「波に乗っていく」ような、チャンスの機会もすごく溢れているのです。その、チャンスの波への乗り方について、ここでは言及していきたいです。

まず、大事な話からしていきたいのですが、占いの仕事をやっていて、本当に痛感するのが、いわゆる、「運が良い人」とか「運の波に乗っちゃう人」って、「勘違い成分がある人」だったりもするのです。

「あの人、勘違いしている」などのフレーズでも使われるように、「勘違い」って、明らかにネガティブなシーンで使われることが多いですよね。「自分が感じる実力と、他人からみた実力が大きくかけ離れている」とか。あと、「外に対して、ビッグマウスを多用して、注目を集める」など。

でも、ここで使いたい「勘違い」は、「外に向かってがなり立てたり、あえて、目立とうとするためにしていく勘違い」ではなくて、「もっと真面目で、堅実なもの」なのです。

世の中で成功する人、そして、幸運の波に乗ってしまう人というのは、一日に何回か、「自分自身に、本気で勘違いする時間」を持っている人でもあります。

「私なら絶対にできる。そのために、この時間は本気で目の前のことに打ち込む」

みたいな、「本気時間」を持っている。

この「本気時間」について、別の言い方で表現すると、「コスプレ時間」なのです。

つまり、まだ「今の自分」がなっていない立場やキャラ、そして、才能や能力などについても、一日に何回かは「本気で、その才能をすでに持った人として、勘違いをして振る舞う」など、そのような「もう、夢を叶えた人のコスプレの時間」を持ってみる。

今、自分の目の前にあるタスクについて、その道の権威の人だったら、もしくはプロの人なら、どのように考え、どのような姿勢で打ち込んでいくか。そういうことを、自分自身で想像しながら、本気でやってみる。

ただ、この「本気」って、思った以上に難しいです。

たとえば、「外国語を習得したい」と本気で願ったとしても、その夢を叶えていくのに、いくつもの障壁があることは確かだから。たとえば、これは日本文化に特有のものなのかも知れませんが、海外の言葉を、海外の発音で言おうとすると、日本ではクスクス笑われちゃうところがあるじゃないですか。なぜか知らないけど、「ウォーター」とか、日本語の発音に準じた、外国語の発音をしないといけない空気がある。海外での発音を本気で真似して言うと、「何、カッコつけてるんだよ」と、周りから笑われてしまったりする。

すごく過激な言い方になってしまうのですが、この2025年下半期のあなたにとって、大事な姿勢は「貴様はそこで笑ってろ」になるのです。

この文章を読んで、「よーし、笑っている人たちに喧嘩を売っていくぞー! 」とはならないでほしいのですが、なぜか知らないけど、「本気を出して、本気の姿勢を見せた人のことを、笑おうとする風習」は、今の世の中にも、ずっと残っちゃっているのですよね。

でも、自分自身の中に、「本気の姿勢」を持っている人って、自分とは違う分野で本気を出そうとしている人について、絶対に笑いません。

「本気の姿勢」を笑っている人は、その人が、一段飛び抜けた存在になっていくのが怖いのです。だから、笑うことによって、からかうことによって、「みんなの群れの中にいようや」と、留める力を働かせようとしてくるわけですね。

人に笑われる。からかわれる。そして、否定される。

これは、確かに、嫌な経験になるかも知れませんが、その経験を持った人は、「自分のやりたいことを本気で叶えていく」という意味において、ちゃんと正しい道にいますよ。

もしよければ、2025年下半期においては、あなたが憧れる人、そして、「カッコイイ」と思う人が発信しているものを見て、その人の真似を本気でしてみる時間を持つこともお勧めです。あなたが憧れる海外の人が、海外の言葉でインタビューに答えている動画なんかを見て、その姿、目線、話し方、発音などを、完コピしていく。そのようなことをしていくと、あなたの中にある、「自分の周囲にある世界を、もっと面白い方向に動かしていく力」が増していくから。

当たり前のことを言っているようですが、2025年下半期に流れてくる「幸運の波」の性質って、「何か良いことないかなぁ」ぐらいの温度には反応しないところがあります。

運に、自分の体や心を温めてもらうのではなくて、まずは自分が、「本気」という、100℃の温度になってみる。

「私は誰がなんと言おうと、この夏休みを楽しんでみせる! そのために、三つのキーワードを用意しました。熱く、激しく、おいしいな、です。このキーワードを本気で叶えていくから、見てろよ! 」

など、多少、激しい演技をしてでも、本気でやってみる。

自分自身が100℃になる時間を持った時に、この2025年下半期の世界は、「違う100℃を持った人や、運の風」を送ってきてくれるから。

もっとお手軽で、「こうすれば2025年下半期、良いですよ」みたいな話をしたかったのですが、今回の牡羊座の周りに巡っている運の風は、もっと「熱風」でした。

その熱風に乗って、「みんなで一緒に面白いことができたらいいね」、「何か面白い思い出や居場所を作れたらいいね」、そして、「いや、私、本気なんで。本気でこの世界をもっと面白くしたいと願っているので! 」という姿勢を、全面に出していってみて!

2025年下半期の仕事面でのあなたのテーマは「どの世界に参加していきたいのか」です。

2025年下半期の牡羊座の仕事運を見ていった時に、「どの世界に参加していきたいのか」というキーワードがすごく強く出ていたのです。どういうことなのか、順番に説明させてくださいね。

すごく身も蓋もないような言い方をするのですが、そもそも、仕事って、100％自分の好きなようにはできないところもありますよね。「これ、仕事だから」という台詞もあるように、自分に振られた仕事、任された仕事について、そこに金銭なども発生するわけだから、ちゃんと責任を持ってやっていかなければいけない。

やっぱり、仕事って、「ただ目の前にある仕事を、頑張っていくしかない」みたいな性質が、あるにはある。

でも、そのような「個人の自由には動かなさそうな仕事」が、2025年下半期の牡羊座において、大きく動いていく予感があって、そのために重要なのが、あなた自身が「どの世界に参加をしていくか」の感覚を持っていくことなのです。

自分なりに、「どこかの世界に積極的に参加していって、勉強していく意思」を持っていくと、全体的な仕事運も上がっていきそうですよ。

たとえば、「今、世界的に流行している音楽Aと音楽Bの間で、共通してあるような特徴は何なのか。それを自分なりに考えてみて、レポートを書いてみる」など、完全に、「自分の仕事とは関係のないような調査や考察」が、まぎれもなく、今後の自分の仕事のクオリティに影響を与えていくようになっていくのです。

このように、2025年下半期の牡羊座は、「単に、目の前の仕事を頑張る」という姿勢だけではなくて、「私が今後、暮らしたい街の催しに参加する」とか、「何にお金を使うか考える」など、生活全般について考えていくと、そこから、「私はもっと、こういう仕事をしていきたいのかも」と繋がりが出てきたりするので、まずは「参加」というキーワードから、仕事について取り組んでいくのが良さそうです。

2025年下半期の恋愛面や人間関係でのあなたのテーマは「真夜中の航海を、共に! 」です。

大事な話をしたいのですが、2025年下半期の牡羊座の冒険や、時間の推移を占っていくと、そこには、「真夜中の航海」というキーワードが出てくるのです。これは、怖い意味ではなくて、「辺りの様子が見えない中で、他の乗船者たちとも力を合わせて、目的地である大陸を目指していく」など、そのような、「怖がるな。行け! 」のイメージがかなり強くあるのです。

そういう意味で、この時期のあなたにとって、二つのタイプの人が重要になってきます。

ひとつは、同じ船の「乗組員」や「同乗者」を表す人。これはいわゆる、「身内」や「仲間」になるような人たちで、同じ目標や目的地を持って、そのために、お互いに力を合わせられるような人ですね。この人たちに関しては、「言葉を交わし合わなくても、お互いの意図がある程度わかる」など、すでにもう、親交があるような人たちです。

もうひとつは、この2025年下半期の牡羊座は「今いる場所とは違う大陸や世界を目指す」という動きも高まっていくので、「新しい言語を使う人」と、すごく縁が深まっていくような時でもあるのです。これは、シンプルに、「海外の言葉を使う人」でもあるし、「今度知り合った人さ、私がいる世界とは、全く違う世界にいる人で、最初は全然会話が合わなかったけど、面白いの! 」など、そのような人と縁が結ばれていく機会が増えていきますよ。

「伝統的」という言葉もキーワードになっていて、この時期のあなたがプライベートでも仲良くなる人は、「老舗や、伝統ある場所、お店などに縁がある人」、他には、「長年、ひとつの会社に勤め続けた人」、「町内会など、地域の活動をやっている人」など、そのような「堅実」とも言えるタイプの人と、意外と、仲良く親交を結んでいきそうです。

その人たちとも、「一緒の船に乗って、同じ目的地を目指していく」ことがあったり、奇縁とも言えるような動きも出てきやすいですよ。