魚座

2025年下半期の魚座は「この場所に根づいていくよ! 」を表す茶色が出ていました。

2025年下半期の魚座を占っていくと、「根づいていく」という動きがかなり目立っていたのですね。

この「根づいていく」というキーワードは、今回の占いのメインテーマにもなっていくものでした。

そのような大事なキーワードでもあるので、後で詳しく説明していきたいのですが、まず、この時期の魚座が「根づいていく」という選択をしていくことに対して、僕自身、非常に大きな興味が湧いてしまうのです。

少し遠回りになってしまうかも知れないのですが、早速、この部分について触れさせてくださいね。

以前、どこかでお伝えしたことがあるかも知れませんが、占いをしていて強く感じることのひとつに、魚座は「（仮）の人」という特徴を持っているところがあるのです。

どういうことなのかと言うと、魚座に「今、何やっている人なんですか? 」と聞くと、毎回、その質問に対して、困惑してしまうあなたが出てくるわけなのです。

「え、私ですか? あー、一応、会社員をやっています」と答えてくれたりもするのですが、あなた自身がその答えた言葉に対して、なんらかの「しっくりこない感」とか、「それって、本当に私? 」という感覚が常に出てきたりもしやすいのですね。

「今の自分の身分や立場」を答えることに、なぜ、困惑してしまうのでしょうか。

それは、魚座はやはり、「浮遊の民」とか「移動の民」だからだと思います。

あなたは、どんなに目の前に熱中することがあったとしても、その熱中に関しても（仮）の状態を保っていて、「いざとなったら、荷物をまとめて、どこかに移動をしたい」と考えているようなところがある。他の人と違って、魚座は「どこか、ひとつの場所や、ひとつの自分に落ち着くこと」を、自分の終着駅にしていないところがあって、「いつでも、どこにでも、移動できたり、変化していける自分自身であること」を、自分の終着駅にしていきたい願望を持っているのです。

ただ、もう一方で、これも本当に不思議な性質でもあるのですが、あなたほど、「目の前のことに対して、どっぷりと沼にハマる」みたいな性質の持ち主も、なかなかいないのです。

たとえば、魚座がお医者さんをやっていて、自らの仕事に使命感を持った場合、容易に、「家には帰らず、診療所で寝泊まりをして生活をする」みたいなこともやりがちなのですね。もしくは、24時間、「仕事の研究」をしているようなことも可能な人なのです。

以上のことから、「何かにどっぷりとハマる人なのだけど、飽きたら、荷物をまとめてどこかに行っちゃう」というような、正反対の性質をあなたは持っていることになります。

そんな魚座なのですが、この2025年下半期は、「移動はするけど、基本的にはこの場所に留まり、周りに貢献していく選択をする」など、本格的な「根づき活動」をしていくことになりそうです。

では、この時期の魚座の運勢は具体的にどのようなものになっていくのか。一緒に見ていきましょう。

ここでも、この時期の魚座にとってメインのキーワードである、「根づく」という行為や活動について、もう少し詳しく説明していきたいと思います。

これまでもお話してきたように、魚座は最終奥義として、「飽きたら、荷物をまとめて移動の術! 」を持っている人でもあります。

では、なんで今回、あなたは「移動」や「別の可能性を探っていく」みたいな選択をしないで、「根づいていこう」の方向に向かっていこうとしているのか。

その理由なのですが、この時期のあなたはちょうど、「運勢的に、かなり大きな更新月」のようなタイミングにいるのですね。

ほら、賃貸のマンションなどでは、大体、二年に一回、更新月がやってくるでしょう? もちろん、更新料を払わないといけないから、「今年は更新かぁ。金銭的に痛手だなぁ」と思ってしまうことも多いのだけど、その「更新」があると、魚座は「やったー。じゃあ、これを機会に、また引っ越しをして、違う土地に住んでみるのも面白そうだな! 」と感じることもあります。

でも、この2025年下半期のあなたは、けっこう本能的に、大きな「自分の人生における、次に向かうための更新のタイミング」を感じていて、「更新かぁ。よし、せっかくだから、この更新のタイミングで、今までの私なら選んでこなかった方の運命を選んでいこうかな」と、そのような感覚を持っていくことになりそうなのです。

その、「今までの私があまり選んでこなかった方の選択」が、「次への移動」ではなくて、「ある場所に根づき、地に足を下ろしていく。本格的に、この場所で大事なものを守り、育てていく」という内容が含まれているものになります。

具体的には、「地に足を下ろす方向」に強烈な縁ができていくから、土地、家、相続、一緒にやっていく仲間、「後を継ぐ」という行為、家族やパートナーに関係する話、覚悟を決めた買い物など、そのような話が盛んになっていきそうですよ。

この時期に行う選択、そして、実施が、今後のあなたの運命にも大きく関わっていくことになるのだけど、それに対して、「面白そう! 」の感覚と「やってみたい! 」の覚悟も、ちゃんと伴ってきているのです。

風が吹いたら、違うエリアに飛んでいってしまうような、タンポポの綿毛みたいなフワフワ感を持ったあなたも素敵なのですが、この時期のあなたは、「ドシーン! 」と、もっと重みを増していくのですね。存在感も大きくなり、どこに行っても、一目置かれていくような存在になりやすいですよ。

もちろん、「移動やフワフワが一切できなくなる」というわけではないので、「根づくための活動は本格的にやっていく。でも、一方で、パーッと遊んだり、移動するときは移動する。今の私は、風に乗って飛んでいく、タンポポの種モード! 」みたいな感じで、「ドシーン! 」と「フワー! 」の両方を、行き来していっちゃってくださいね。

2025年下半期のあなたが「根づき活動」を行っていく上で、多少の注意は必要になってくるのですが、その部分についての説明をさせてください。

この時期のあなたは、「ある程度、覚悟を決める」、「長期に付き合っていくもの、育てていくものを決める」、「タッグを組んだり、協力をし合って、共通のプロジェクトに挑んでいく」などの活動が活性化していきそうなのです。

そのような、「地に足を下ろしていく活動」をするからこそ、少しだけ、戸惑う場面も出てきそうなのですね。

その戸惑いは、どのようなところで起きやすいのかと言うと、「人やモノへの距離感」の部分なのです。

2025年下半期は、

• どういう距離感で
• どういうモチベーションで
• どのような期待を込めて
• どのようなゴール設定で
• 期限としては、いつからいつまでで

など、そのようなことを、また0から決め直していかなければいけないところも出てきます。

その中でも特に、「距離感の設定」はすごく大事なものになるので、もしできたら、紙とペンを用意してもらって、

• 今の私の周りにいる登場人物たち
• 今の私が抱える、仕事やプライベートの重要案件たち

などについて、それらのひとつひとつを紙に書いて、さらに、「現状の距離感」と「ここからは、どういう距離感で接していきたいか」を、それぞれ書いてみてほしいのです。

たとえば、「A子。私の大切な家族のような人。今までは毎週一回は必ず会って、色々なことを話してきた。でも、今期からはお互いに忙しくなりそうだし、A子以外にも、私は新しい拠り所みたいなものを見つけていきたいかも」みたいな感じで、正直に、自分の希望を書いてみる。

それを書くことによって、「距離感の再調整」をしていって、今のあなたが強く必要とするもの、育てていきたいもの、そして、ワクワクするものとの距離を近づけていくことができそうですよ。逆に、それ以外とは、「良い距離感でいながら、適度なお付き合いしていく」などの選択をしていけるので、これから先の未来に向けた「再調整」ができそうです。

最後に、もうひとつだけ話をさせてください。

占いをやっていても強く感じるのですが、やはり、人が出会っていく縁のほとんどは、「タイミング」という要素が大きく絡んでくるような気がしているのです。

たとえば、どんなに気が合って、仲が良い二人がいたとしても、結局、すれ違いが続いたり、タイミングが合わなくて、離れていってしまうこともある。

その反対に、知り合ってそこまでの月日が経っていないのに、「なんか、タイミングが合ったから」とか、「ちょうどその時、暇ができたんだよね」という理由で、一緒になっていってしまう人たちもいるわけですね。

そのような人間関係だけではなくて、その人の人生にも大きく影響するような「出会い」って、大きな準備を固めたところに出現するのではなくて、どこからともなく風が吹いて、その風が偶然、とある道を歩いていた人の顔に触れた、みたいな感じでやってきてしまうようなところがあるのです。

この2025年下半期のあなたは、「偶然、その道を歩いていたら、思いもよらぬ風に、横顔を触れられる」体験をしていきやすいです。

あるタイミングにおいて、偶然、次の展開に繋がっていくような奇跡の風に触れていく。

「後から考えると、あれはけっこう神がかったタイミングだったね。だって、あの時じゃなかったら、私絶対にOKしなかったもの」

など、ある程度、「強制的に、次の運命への縁が結ばせられる」みたいな動きも感じられるはずです。

だから本当、この時期に関しては、「いつも以上に、冷静に目標や課題を分析して、理知的にアプローチをかけていくやり方」と、「あー、なんか、面白そうですね。ちょうど今、手も空いている時期ですし、話を聞いてみたいです」など、偶然にやってくる風をパシッと捕まえていってしまうような、両方の手や頭の動かし方が必要とされていきそうです。

そして、すごく矛盾してしまうアドバイスになるのですが、「地に足を下ろす」、「この居場所に根づく」という行動をしていくからこそ、「私の周辺の空気を変えてくれる世界」や、「ここではない、どこかへ」の移動や旅も続けていってみてくださいね。

存在感はちゃんと重いのに、付き合ってみると、すごくフランクで、気を遣わなくて良い。

2025年下半期の魚座は、そのような、あなたにしか持つことができない「不思議で矛盾した魅力」が、いつも以上に増していきそうですよ。

心のままに、前へ進んでいってしまって!

2025年下半期の仕事面でのあなたのテーマは「あー、忙しい。二つの異なる領域に関わっていくよ! 」です。

2025年下半期の魚座は、仕事面において、「二つの異なる領域に対して、同時並行で関わっていく」動きが強く出ていました。

たとえば、「私の所属は事務なのだけど、なぜか、新しいプロジェクトの応援要員で呼ばれて、今では二つの仕事をやっている」みたいな話が出てきそうなのです。また、「今の自分たちが中心的に扱っている主力商品や主力サービス以外に、新しい武器を開発していく」など、そのような動きも出てきそう。

この時期のあなたは、周りに対して、アイデアを出したり、話をまとめていったり、具体的な運営や運用にも関わったり、まさに、縦横無尽の働きをしていくのです。「仕事」と「プライベート」の両立も大きなテーマになっていて、その両方に対して、ちゃんと重点的に向き合っていくようなこともしていきそうです。

それで、この時期のあなたの仕事運に関係する話を、もうひとつ、させてください。

この時期は、「私が周りから求められている能力やキャラクターみたいなもの」を、もう一度自分なりに整理して、それを自分の仕事上の強みにしていくのが良さそうなのです。

たとえば、「友達の〇〇さんは、どのような理由で、私との時間を大切にしているのか」について、自分なりに想像してみる。または、「お金をそこまでもらわなくても、私が熱中してやってしまうことは何か」など、そういうことを考えてみても良いかも知れません。

自分なりに「もっとこの部分を磨けば、面白いことになるかも知れない」とか、「自分のセールスポイントとして、意識して使っていこう」みたいな感じで、「売り出し」をしていくのにもすごく良い時期なので、お勧めですよ。

2025年下半期の恋愛面や人間関係でのあなたのテーマは「何か、あなたの前だと、色々なことを話してしまうのですよね」です。

まず、この時期の魚座なのですが、周囲からの人気運及び、相談運がけっこう強まっていく流れが出ていたのですね。

魚座の人って、「好きなことに対して、かなり強いのめり込み方をしている」ところがあるし、どこか達観しているというか、仙人的な雰囲気があったりするのです。だから、「他の人の前では言えないけど、あなただったら、落ち着いて話を聞いてくれるかも知れない」と思われて、相談をされやすい。

この「相談」を通して、親密関係や信頼関係を築いていく縁に繋がっていくようなところがあるので、この時期はできるだけ、「とっつきやすい私」でいることを意識してみて。

誰かと会話をする時の話題として、「最近の私が始めてみたこと」や「再び、凝り出したこと」、あとは「久しぶりにやってみて、新鮮に感じたこと」など、そういうことを自分なりに話してみると、「あ、じゃあ、私の話も聞いてください」みたいな感じで、けっこう雰囲気が発展していきやすいですよ。

この時期のあなたの周りは、「自分自身の時間の使い方を見直して、新しいことにチャレンジしたい気持ち」を持つ人が増えていくのです。だからこそ、あなたが、「最近さ、また自炊に凝り出してさ、時間がないからお味噌汁だけ作っている」みたいなことを言うと、そういうことも、「ひとつの大事なチャレンジをしている人」とみなされ、信用を得られやすいのです。

もちろん、あなた自身が忙しい時は、無理に他人の相談事を引き受けていく必要はないのですが、「何か、あなたの前だと、色々なことを話してしまうのですよね」と、いつの間にか相手の心を開いてしまうのが、あなたの魅力なのです。

だから、たまに、心の玄関の扉を開いた状態で、「なんでも聞くよー」の姿勢を、出していっちゃってくださいね。