蠍座

2025年下半期の蠍座は「真面目さという名の武器」の茶色が出ていました。

2025年下半期の蠍座を占っていった際、すごく大きな特徴として「真面目に悩むし、真面目に考えるし、真面目に行動していく」など、そのような動きがあったのです。

これって、言葉にすると、まぁまぁ「普通のことを言っている」と思われるじゃないですか。「真面目に悩む」と言われたとしても、その言葉に派手さはないし、インパクトもない。

でも、実は、これはすごいことでもあって、たとえば、仕事でもプライベートでも、自分に至らないところがあって、すごく残念だけど、周りに迷惑をかけてしまうことがあったとします。そういうことって、どの人の人生にとっても、何度か経験することでもありますよね。

そして、そのような失敗があった場合、「そこからどうするか? 」がやはり、重要になるわけです。

ぶっちゃけ、周りのせいにしてしまうこともできるし、「この時は運がなかったんだよ。さっさと忘れよう」と思うこともできる。そして、自分の至らなさに対して、ひたすら、傷つくこともできてしまうわけです。

でも、この時期のあなたは「ちゃんと真面目に反省して、そして、すぐにリカバリーの行動に出る。わからないことがあったら、周りにも聞いてみる」など、そのようなThe・王道的な問題解決の仕方を採用し、成長していくことを選ぶのです。

こういうのって、口で言うのは簡単だけど、実際に実行するとなると、相当難しい。だって、素直に反省すること自体も難しいし、そこから「よし、気落ちはしているけど、まずは謝ったりして、なんとかしていこう! 」という作戦を選んでいくためには、自分自身のことも、そして、周りにいる誰かのことも、信じていなければできないことだから。

やはり、この時期のあなたは、すべての問題や課題、そして、これからの未来や、新しく湧いてくる希望や期待に対して、「ちゃんと真正面から取り組んでいく気持ち」を持っているのです。

「悩むだけ」、「考えるだけ」、そして、「空想するだけ」では決して終わらせない。必ず、その時にできるアクションや、次への行動に繋げていく。

間違いなく、この時期のあなたは、「真面目さ」を武器にして、色々な課題を乗り越えていくし、次の扉を開けていって、新しい展開を迎えていきますよ。

それでは、2025年下半期の蠍座の運勢がどのようなものになっていくのか、一緒に見ていきましょう。

2025年下半期のあなたは、「真面目さ」や、「正面からちゃんと課題や問題に向き合っていく」という強さだけではなくて、スピード感も相当上がります。対処や行動へのスピードが本当に速くなるのです。

「この問題に対しては、こういうやり方で対応してみよう」とか、「うーん、これはなんとなく、みんなで共有した方が良さそう! 」など、割とどの問題に対しても、「最初の10秒で、なんとなくの結論を出すことができる」ような感じで、問題への対処能力がものすごく強くなっていくのですね。「問題や課題の自動仕分けマシーン」のような感覚で、テキパキと、多種多様な問題をさばいていくことができるのです。

ここで、2025年下半期のあなた特有の「先を急ぐ気持ち」を取り上げてみたいのです。

蠍座は元々、占星術においては、「見守り人」としての役割を強く持っているのですね。

だから、あなたは自分が一度、「面白い」と思ったモノや人、そして、縁を結んだモノや思い出に対して、他の誰もがそこから目を離そうとも、あなただけは最後まで見守り続けるようなところがあったりする。

あなたは、人は変わるし、時代は動くし、自分も周りも、過去の思い出だけの世界で生きているわけではないことを充分に知っています。

でも、誰かがそこに「残りたい」と言ったら、一緒に残ってあげるし、周りのみんなが時速80kmで進んでいて、そのうちのひとりが「私、歩くスピードが遅くてごめんね」と言ってくれるのならば、そこに付き添うようなこともしてくれる。あなたはそういうことを普通にやってきたかも知れないのですが、蠍座が近くにいてくれることによって、人生の色々などん底の時期を救われた人って、やはりたくさんいるのです。ありがとうございます。

そのような、「見守り人」や「付き添い人」としてのあなたなのですが、その行動はこれからも続けながらも、やはり、「私なりに、けじめをつけるところはつけて、先の未来を作っていこう。いや、むしろ、作っていきたい! ワクワク! 」と、自分のために時間を使っていくことに、ちゃんと希望を見出してきているのです。

言葉にすると、当たり前になってしまうのだけど、「時間は前に進んでいく」と、自分の中で強く実感したから。

思い出や過去の時間も大切だし、他人のことを見守ることも大事なのだけど、なんていうか、自分の人生をちゃんと整理したり、道を塞いだ大岩を協力者と共に爆破したりするなど、「着々と、先の展開を作っていくこと」が楽しくなってきているのです。

家の大掃除は面倒くさいし、やる前は「うわー、いくらでも作業がありそうだ」と考えて、げんなりしてしまうけど、その大掃除の作業を進めていくと、「ここに新しい家具を置けたりするじゃない! 」と、新しい展望が見えてきたりして、自分でもビックリしてしまうぐらいに、ワクワクしていくことがある。

この時期、いつの間にか、「過去」や「過去の自分自身」と決別していったことに気づくはずですよ。

「色々あるけど、私なら、なんとかなるだろう」

と、そのような自信がちゃんと出てきている。

その自信に上乗せされるような感じで、「もっと色々な世界を知っていきたいし、上達していきたい」と、今に留まらないで、先に向かって進んでいきたい気持ちがちゃんと出てきているのです。

だから、「面倒くさい問題に取り組むことや、片づけ」と「次の未来が見えてくるワクワク」はセットだと考えて、真面目に、大胆に、その作業に向き合っていっちゃってくださいね。

2025年下半期の蠍座には、もうひとつ、大事な運勢の話があるのです。実はこの時期、「ご褒美としての、旅への運」が大きく開けているような時なのですね。

10年単位ぐらいの、大きな運の視点で見ていった時に、蠍座はここ数年間ずっと、「整理」のテーマに取り組んできたところがありました。蠍座の人って、「積載量を超えて、荷物を積んじゃうトラック」みたいなところがあって、「あなた、困っているの? いいよ、乗っていきな! 」と、困っている人をどんどん荷台に乗せてしまったりもするし、そうやって、自分ひとりで荷物を抱え込んでしまうことも、やはり本能的な習性として持っていたりもするのです。

ここ数年間、「過重に積んでしまった荷物の荷下ろし」が大変だったかも知れないのですが、「私自身に、ちゃんと空きや余裕を作っていこう」という決意を持って、あなたはコツコツと荷下ろしの作業をしてきたのです。

「この荷物、どうしよう」と悩んできたものに関しても、ちゃんと、「それを収める場所」を見つけた感じがして、あなた自身は今、やっと、「身軽」になっていくことができたのです。

2025年下半期のあなたは「新しい旅に出られる身軽さ」を、すでに手に入れています。

そして、この時期のあなたは「ご褒美の期間」でもあるので、色々な旅に出て、そこで、色々な人に出会って、「人生って、結局、こういうものが大切なんだよなぁ」と、改めて、自分が大切にしていくべきものがわかっていく。

イメージで構わないのですが、あなたが休暇を取ることができて、海外の南の島に行くとするじゃないですか。そこで、パンケーキや軽食を出しているお店に入って、海外の人と一緒の空間で何かを食べたりする。そうするともう、それだけで、「カルチャーショック」を受けますよね。多分、日本の人と、海外の人とでは、「モノを食べる雰囲気」自体が違うはずだから。サングラスをつけたまま、パンケーキを食べているかも知れないし、どこかしら、彼らや彼女らの中には解放感があったりする。

何かですね、2025年下半期は、あなたの中で、このような「カルチャーショック」の体験がすごく増えてくるのです。海外まで行かなくても、旅や旅行の中で、もしくは、日常における誰かとの会話の中で、「あ、今すごく大事な価値観に触れた気がした」など、どんどん「これからの自分が取り入れるべき、新鮮な感触」を取り入れていく。

2025年下半期のあなたは、色々な場面で「出会いと発見の感動」を味わっていくし、その体験をベースにして、「じゃあ、私もあの人の生き方を参考にしてみたい」など、良い意味で真似をしながら、自分の中に「新しい生き方」を取り入れていくことができそうですよ。楽しみながら、やっていってみて!

最後に、こういう話をさせてください。

2025年の下半期において、あなたは様々な場所で、「原点に戻ることの大切さ」を学んでいきそうなのですね。

どの人も、人生を生きていくと、色々と問題が複雑になっていくわけじゃないですか。

たとえば、ある人が、歌を歌うのが好きで、ずっと歌っていたとします。すると、ある日、その歌の上手さを誰かに発見されて、次から次へと歌のレパートリーを増やしていき、高度なテクニックも学んでいくようになりました。そして、「今、売れるのはこういう曲なのよ」と言ってくる、普段、何をしているのかよくわからない人も寄ってくるようになった。

ある縁があって、自分が始めていった物語は、その先に枝をつけ、葉も生えて、お花が咲くこともある。でも、複雑に枝分かれしていった先にあるものは、自分でも全部は把握できなくなってしまうぐらいに、色々な要素が絡んできてしまうこともある。

そういう時、原点を持っている人はちゃんと、いらない枝を切り落としたり、なんなら、「この場所じゃなくて、違う場所で咲いちゃえ! 」みたいな、大胆な選択すらできるようになっていくのです。

みんなと一緒にいるのが好きだから。
歌を歌うのが好きだから。
週に一回だけ寄る、このラーメン屋のラーメンがご褒美だから。

あなたも、そのような原点を大切にしていって、どうか、走りながら、そして、休みながら、この2025年下半期を歩き切っちゃってくださいね。成果や結果が出ない時だってあるし、思うようにいかない日々も出てくるかも知れない。「元気だね」と言われても、0.2秒ぐらいで「うるさいなぁ。逆にあんたが元気を出して、何か電力でも発電していきなさいよ」と思ってしまうこともあるかも知れない。

そういう日があっても、自分を責めないでくださいね。だって、蠍座がいてくれるだけで、この世の中は、本当に素晴らしい「光と影」が生まれる場所になっていくのだから。

誇りを持って、胸を張って、やっていってくださいね!

2025年下半期の仕事面でのあなたのテーマは「1/10の解決を目指す」です。

2025年下半期の蠍座は、仕事面において、「とにかく、私が頑張る! 」みたいな気合いや精神論の話よりも、「どの部分の問題を、解決していくか」など、冷静に、大元の問題に向き合っていくことが大事になってきそうなのです。

この部分、ちょっと順番に説明していきたいのですが、蠍座は他の人以上にガッツがあるところがあります。たとえば、「ヤバイ。今月はお誘いも多かったし、ストレスが溜まって出費もあったから、20万円ぐらい使っちゃった。よし、もっと頑張って稼ごう! 」など、「自分の限界をまた超えていけばOK」みたいな感じで、気合いで解決したり、ポチッと自分の「限界超えスイッチ」を押すことによって、乗り越えていこうとするところがあるのですね。

でも、この時期のあなたに関しては、「ストレスが溜まって、出費もあった。では、私が普段溜めているストレスとは? 」とか、「実際、毎月の私は何に対して、いくら使っているのだろうか? 」など、いわゆる「大元にある問題」をまっすぐに見つめていって、そこにあるものを整理したり、解消していくのが良さそうなのです。

もちろん、現実の世界の中に生きていて、長年付き合ってきた問題が、一気に、魔法のように解決したり、解消されていくことは難しいです。そこでお勧めなのが、タイトルにもあるように「1/10の解決を目指すこと」になります。

たとえば、「職場に、気が合わなくて、会うとストレスが溜まってしまう同僚がいる」という悩み事をあなたが持っていたとしたら、その問題を一気に解決したり、解消したりするのではなく、「1/10の解決を目指すとしたら、何をすべきか」を考えてみる。

そうすると、「あの人、自分を持ち上げてくれる人のことを悪く思わないような、単純なところがあるから、とりあえず、持ち上げておこう」など、そのようなやり方が降りてきたりするのです。

一進一退になっても構わないので、「とりあえず、1/10の解決や改善をしていこう」とやっていくと、仕事方面でも良い運が巡ってきそうですよ。

2025年下半期の恋愛面や人間関係でのあなたのテーマは「私にとって、あなたは偉大なる師匠だ! いつもありがとう! 」です。

大げさに聞こえてしまうかも知れませんが、2025年下半期の人間関係は「この後の人生に深く影響を与えるやり取り」が生じる可能性が高いのです。どういうことなのか、説明させてください。

運勢的に、この時期の蠍座は「長い年月をかけて取り組んできた、整理や反省の時間が、一旦終わりを迎えて、新しい自分として、再び世界に飛び出していく」ような、重要なタイミングにいるのです。

その際、「新しく、自分の中に取り入れていく考え方や、価値観の影響」を、あなたは身近な人や、新しく知り合う人から受けていく可能性が高いのです。それこそ、身近にいる人であったとしても、「この人の、この考え方や価値観がすごい! もう、友達でもあるけど、私の師匠でもある! 師匠、これからも色々と教えてください! 」と、良いかたちで感化され、新しい「モノの考え方や方法論」をすごく吸収していきそうなのです。

この時期、知り合いとの会話の中でも、「あ、今の私に足りなかったものって、こういう考え方なんだ! 」と、次の自分の人生を切り開いていくためのヒントに気づいていくことが多くなりますよ。

もうひとつ、大事な話になるのですが、人はみんな、「強さ」と「弱さ」の面を持っています。もちろん、どちらが良くて、どちらが悪いという話ではありません。でも、あなたはこの時期、「踏ん張ってでも、強さを持とうとする人」に惹かれていくことになります。あなた自身も、あなたの周りの人たちも、「時間はかかってしまうかも知れないけど、なんとかしていこう! 」と前を向き、励まし合いながら、「次」を地道に作っていくような時だから。

だから、人を見る基準としても、「何を言う人なのか」ではなくて、「何を実行している人なのか」とか、「約束を守る人なのか」など、そういう基本的なところをちゃんと見ていってくださいね。