射手座

2026年上半期の運勢を色々と説明していく前に、射手座にとって、2025年はかなり印象深い一年になったかも知れないのです。

最初に結論から言うと、あなたにとっての2026年上半期は、「2025年に徹底的に作り直した土台の上に、新しいマイホームを建てていく」ような期間になっていて、やはり、この「徹底的な、土台の作り直しの作業」がけっこう大変だったのです。射手座にしてはめずらしく、「もう、あかん」と心が折れかけるような体験をしたかも知れません。

色々な話をしていきたいのですが、まず、2026年上半期の運勢を見ていく上でも大事な、「土台」というものについて、説明をさせてください。

色々な人の占いをしてきて思うことがあるのですが、どの人も、「今の人生を生きていくための土台」を持っていたりするのですね。たとえば、中学生、高校生の時に野球をずっとやってきた人は、そこから社会人になって、その後の人生を生きていく上でも「中高の時に関わった、野球の日々」が大事な土台となっていったりする。「今回のプレゼン、キツイけど、冬にやった素振り1000回よりはマシだよな。よし、乗り越えてしまおう! 」など、土台をベースにして、今を乗り越えていく力に還元していくことができる。

その他にも、土台とは、

• ある時期、ある人からかけられた言葉
• 自分で経験したことが結晶化し、信念やマイルールになったこと
• もう絶対に戻りたくない、修羅場の三年間
• 泥沼のような喧嘩をしちゃったけど、自分から謝ったらまた親友に戻れた経験

など、これまで生きてきて、「特に印象深い経験」が、自分だけの土台になっていくわけですね。

自分の人生を生きていく上で、「土台」は非常に大切なものなのですが、この土台は同時に、「永久」ではなかったりもします。もちろん、「生涯大切にしたいような、土台の永久欠番」みたいなものも出てくるかも知れないのだけど、「この経験（＝土台）に縛られていることが、そろそろ窮屈になってきた」とか、「私なりに大切にしてきた経験や思い出があるのだけど、そこだけに捉われていたら、次の物語が作っていけない」と感じ、「新しい建物を建てていくために、土台部分も含めて、徹底的に作り直していくような時期」が、人には訪れてきたりするのです。

もっと違う例えを出すと、25歳の誕生日までは、そこまで強く感じなかったけど、26歳の誕生日を前にして、「私、これから先の人生も、この街で同じ一年を迎えていくのかな。今までは確かに楽しかったけど、26歳からは、今までとは違った環境で、次のライフステージを作っていきたいな」と感じていくようになったり。「これから先も、この街に住み続けるのはちょっと違う。実現したいことも実現できないような気がする」という直感。

このように、「次のライフプランを見据えると、今後、自分が関わって作っていく物語の規模や可能性、性質なども変わってくる」と予感することがあったから、「いっそのこと、土台ごと、徹底的に変えていっちゃおう! 」と動いてきたのが、2025年の射手座だったのです。そして、繰り返しになるけど、「2025年の土台作り」は、本当に大変だったと思います。出費もかさんでしまったところがあったかも知れないし、「想像の10倍面倒くさかったし、大変だった」と感じたこともあったかも知れません。

でも、そのような2025年をちゃんとやり切っていった先に待つ2026年は、「投資したものが、回収されていく」ような期間になっていきそうですよ。まずは、2026年を迎える前に、「ここまでの私、お疲れ様でした」のパーティーをしてみてくださいね。

この2026年上半期なのですが、具体的な時期で言うと、3月や4月ぐらいまで、細かい「土台作りの作業」は継続していく感じがあるのです。ただ、そこまで心配しないでほしいのが、土砂を運んだり、基礎から作り直したりと、「とにかくキツかったメインの土台作り」の方は、2025年で終わっています。2026年の3月や4月ぐらいまでは、細かい、残りの作業をやっているイメージなのです。それを終えた5月頃から、「新システムへの移行」がなされたり、「これから先の人生を作っていく、新しい拠点」が、具体的に芽吹いていくような運勢になっていきそうですよ。

それで、ちょっとだけ雑談みたいになってしまうのですが、ここ三年間ぐらいの12星座の占いをやっていると、12星座全員が「新システムへの移行」をかなり激しくやっている姿があったのです。何か、「トレーラーハウスを、ロープで引っ張りながら移動している」ようなイメージがあって、それぞれが「新しい0に向かって、動いていっている」印象があった。だから、あなたの身の回りでも「何か、あの人、音信不通になったんだよね」など、そのように噂される人が出てきたと思うのです。もしくは、あなた自身がそのような「音信不通キャラ」になっていたかも知れません。それだけみんな、「新しい0への移行」に向けて、大変だった。

この「移動」や「移住」の作業について、射手座の場合は、2025年がピークを迎えていました。その、一番ハードな作業を終えたからこそ、2026年は「去年よりは楽だ」と捉えてもらって大丈夫です。

さて、ここから本格的に、2026年上半期の射手座の運勢の話をしていきたいのですが、2026年上半期の射手座は「洞窟の外に出るよー! 」を表すオレンジが出ていました。

2026年上半期の射手座は、「洞窟の中に入って、コツコツと土台作りをしてきた2025年」と比べて、かなりの解放及び、自由を手に入れていきそうなのです。「太陽の光、まぶしー! そして、気持ち良いー! よし、今年は絶対に暴れていくぞ! 」みたいな感じで、やりたいことをどんどんやっていってしまうようなパワーに満ちていきます。

少し過激な言い方になるのですが、この時期のあなたは「ただ生きているだけだと、つまらないんだよな」という感覚が今まで以上に強くなっていくし、「2025年の洞窟生活」の中で温めてきた「時間ができたら、こういうことをしてみたいんだ! 」の理想や希望の数々が、破裂寸前まで大きく膨らんでいっているのです。

ここでもう少しだけ、あなたがこの2026年上半期に手がけていく「理想」や「希望」についての話をしたいのですが、射手座は元々、「価値観の反動や反転」みたいなことが強く起こりやすい人なのですね。

たとえば、あなたがある年齢まで「健康のことなんてまったく考えない。一日は24時間しかないし、毎日、どれだけ自分を追い詰めていくかによって、後の人生の展開は変わってくる」みたいな主張をしていたとしても、その五年後ぐらいには、「どの人の人生にとっても、その基盤は健康にある。あなたにもサンプル送ってあげようか? 玄米セット。すごく食べやすくて良いんだよ」などと主張を変えていたりもしていて、周りからは、「あなたは五年前のあなたと同一人物ですか? 」と驚かれていくことも多いのです。

射手座は「何かにこだわり出したら、必ずと言って良いほど、その極みにまで到達していく力」を持っていて、「健康を全く考慮しない生活の極み」まで到達した結果、今度は、「健康、大事」の主張に変わっていくのです。そういう意味で、射手座は三年から五年ぐらいのスパンで、「今、猛烈にハマっている対象」が変わっていったりもしやすい。

2026年上半期は、あなたが溜めてきたエネルギーが一気に解放されていくような、とても力強い時間になりそうです。そして、これまでこだわってきた方向性からの、「反動」や「反転」の力も爆発していきそうですよ!

2026年上半期のあなたは「色々な苦労を乗り越えて、洞窟から出てきた人」になっています。だからこそ、本当に「爆発寸前まで、色々な欲求や力が溜まっている」とか、「今の私、やりたいことが千個あります」みたいな状態になっているのですね。

だから、イメージとしては「思いついたことを、片っ端からやっていく! 」みたいな展開になっていきそうです。これまで、色々と謙虚に「周りの様子を見ていた状態」があったとしたら、この時期は、「強い私が帰ってきたぜ! 」となっていくのです。

この「思いついたことを、片っ端からやっていく! 」なのですが、ここには少し不思議な感覚が出てきそうで、「良い手応え」や「好感」が出てくること、そして、「良い予感」が湧くことすら、この時期のあなたは「待たない」かも知れないのです。

どういうことなのかと言うと、今の時代は、「調べ過ぎ」と「考え過ぎ」の性質が強くあったりするじゃないですか。何かをやる前に、事前情報を調べることができる。それで、少しでも不安に感じたり、「なんか、合わないな」と感じたら、スルーをしていくこともできるわけです。

もちろん、そのような「事前調査」の恩恵を受けることはたくさんあるのだけど、射手座は、「それだと、何も生まれないよな」ということにも気づいている。だから、「私のやりたいことが、私に合うかどうかなども、それを考えている時間がもったいない。やってみて、判断すればそれで良い」と、本当に、「思いつきレベル」で色々なことを実行していくのです。「会いたいな」と感じた人には、その日の夜に連絡してしまったりもする。

予定を合わせる、どこで会うか、お茶にするか、ご飯にするか、何人で会うか。そういうことは、あとから決めていけば良い。事前にそのレベルのことを全部考えてしまうと、永久に誰かになんて会えないから。

面倒くさい調査や思考は脇に置いておいて、「とりあえず、千個やりたいことがあるからさ、ボヤボヤしていられないわけよ」と言って、片っ端から実行していっちゃってくださいね。

2026年上半期は、本当に、今までの鬱憤を全部晴らすような感じで、暴れていっちゃって!

2026年上半期の仕事面でのあなたのテーマは「勝手な研究活動」です。

2026年上半期の射手座は、仕事面において、「名前が売れていく」など、ストレートで、かなり強い仕事運からの後押しを受けていきそうです。

特に、「自分にしかできないようなものを作っていく」とか、「オリジナルな特性や強みを持つことができる」ような分野と相性が良く、また、周囲からも「あなたじゃなきゃダメなんだ」と評価されたり、必要とされていったりして、仕事面における人気運も、すごいものになっていきますよ。

それで、この時期のあなたの仕事運は、「家でやる作業の時間」とかなり密接にリンクしていきそうなのです。

「家でやる、個人的な精進や研究活動」がすごく推奨されていて、たとえば、「週に一回か、二週間に一回、作り方がわからなくても、スーパーで目についた食材を三つ買って、新しい料理を作る」とか、「週に一回、自分のテリトリー外の動画を見て、何が優れているのかを研究する」など、そのような「勝手な研究活動」をやっていくのがお勧めなのです。

この時期のあなたは、「これまで、自分がやってきた仕事」や「自分が得意としていること」など、いわゆる、「自分の城」に閉じこもらずに、それ以外の世界にも触れていくことで、外の世界に向けて出ていく力が強まっていくのです。

そういうこともあって、「勝手な研究活動」をしていくと、「これからやっていく仕事を手助けしていくような視点やヒント」も発見していくことができたりして、結果的にそれが「強力なバックアップの時間」になっていきそうですよ。

2026年上半期の恋愛面や人間関係でのあなたのテーマは「洞窟の中から外の世界へ出て、人と会い、話していく」です。

2026年上半期の射手座は、「今まで、閉じ込められてきたかのような鬱憤を晴らす」感じで、フットワークが軽く、色々な場所に顔を出していきそうです。人気運がすごく大きなものになっていって、あなたが中心になって、話をまとめていったり、新しいアイデアや代替案を出すことなんかもありそう。何か、あなたがいると「解決の糸口が見えてくる」とか、「次の話が始まっていく」など、周囲にいる人たちも恩恵を受けていくのです。また、あなた自身も、「自分が持っている面白さ」をスムーズに人前で出せていけたりするので、やはり、人間関係の運が良いのです。

一方で、この時期のあなたは、運勢的に見ると「洞窟の中から、外の世界へと出てくる」期間にあたるので、「うわ、まぶしー! 」と、人との付き合い方や接し方に対して、ブランクを感じてしまう場面も出てきやすいのですね。

もしできたら、「最近、自分が面白いと思ったこと」を五つぐらい用意しておくのが良さそうですよ。「最近さ、姿勢を正そうとしているのだけど、実は、姿勢は肩や背中だけではなくて、お尻にまで繋がっていることを発見したの。それで、今の私が一番注目しているのが仙骨なわけ」など、そういうマニアックなことも含めた五つぐらいの話を、「そこに含まれている面白さを説明できるように」、取り揃えておくような努力をしておく。そういう下準備が、「さらなる評価や人気」となって、あなたに返ってきそうです。

また、この時期のあなたのキーパーソンになるような人及び、縁が深くなっていく相手は、「『じゃあ、どうするか』を持っている人」になりそうなのです。

どういうことなのかと言うと、射手座は、12星座の中でも、トップクラスで行動主義者の面が強いのです。だから、「その人が何を言っている人なのか」よりも、「その人なりに、どう動いていくか」を見ていく。たとえ、結果に結びつかなかったとしても、「表には出てこない、その人なりに働きかけてくれたこと、なんなら、もがいてきたこと」なども評価していくのです。相手のことが許せなかったとしても、「わざわざ時間を取って、ちゃんと謝罪しに来てくれた」とか、そういう行動をすごく評価していくし、また、あなた自身も、そのような相手を前にして「あなたの覚悟はわかった。じゃあ、私はどうするか? 」と、判断していく人でもあるのです。

2026年上半期は、やはり、「何をするか」、「何をしないか」など、「自分としての、行動の原則を持っている人」との縁が深くなっていくし、刺激を与え合っていきそう。何か、過去の自分の「難しい体験」や「修羅場体験」を思い出してみて、「その際、私はどういう判断をして、どう動いてきたか」のエピソードを用意しておくのもお勧めです。