牡牛座

2026年上半期の牡牛座は「あー、これまでの人生、楽しかったー。キツかったー。よし、次の新章を作っちゃおう! 」を表すオレンジが出ていました。

2026年上半期の運勢の話をしていく前に、「ここに至るまでの、牡牛座の道のり」の話をさせてください。

2026年上半期に至るまでの牡牛座は「これから先の自分が生きていくための、新しい土台を作ってきた」イメージがあったのです。なんでそんなことをしていたのかと言うと、「これからの人生を迎えていくにあたって、これまでの過去の延長線上の生き方をするのではなく、一回、大きな区切りを迎えたい。一回、大きく0にしていきたい」など、自分なりに「気合いの入った新章を作り出したい」という気持ちが強まっていたのですね。

少し余談みたいになってしまうのですが、牡牛座を占っていると本当に「やることがすご過ぎて、なんてコメントして良いのかわからない」と感じてしまうことがあるのです。

どういうことなのかと言うと、あなたはこの世に生まれて、自分の人生を送っていく際に、「自分の本当の限界を知りたい願望」みたいなものを持っていったりするのです。

本当に、体と命を張って、その限界に臨んでいくようなところがあって、「そうか。いくら私がチョコレートが好きだからと言って、一日にチョコレートを9枚食べると、本当に見たくもなくなるのだな」など、「本当に、これ以上は無理」というところまで、好きなことも嫌いなことも追及していきたいような気持ちがある。

その「限界まで臨みたい」という特性があるからこそ、牡牛座は人生の中で、「はい、もういいや」と、区切りを自主的に迎えるのです。誰かが、「そんな生活を五年間も続けたらボロボロになるよ」と言った生活を十年ぐらい続けてしまって、それで、自分なりに納得をして、「はい、もういいや! 」と区切りをつける。

そんなあなたなのですが、この2026年上半期を迎えるにあたって、「あー、これまでの人生、楽しかったー。キツかったー。色々あったけど、もういいや。まったく新しい朝日を拝んでいきたい」と、完全なる新章を始める準備をしてきたのです。

そういう意味で、今、牡牛座の周囲を見渡してみると、物や興味、関わり合い、人との関係、仕事の仕方なども含めて、大きな断捨離や整理が加えられた後か、もしくは、現在進行形で「どんどん、新旧を入れ替えている! 」みたいなことをやっている最中なのですね。

あとでまた説明していきたいのですが、2026年上半期の牡牛座は「ガランとした新居の一室に座って、これからの物語を構想していく人」になっているのです。

ここまでもお話してきたように、2026年上半期に至るまでのあなたは必死になって、「これからの自分が生きていくための、新しい土台」を作り上げてきました。イメージとしては、今のあなたは「引っ越したばかりの、まだ家具なども全部そろっていない、ガランとした新居のある一室」にいるような感覚なのですね。

その、ガランとした一室の中で、「はー、ここまで来たか」と言いながら、これまでの人生を振り返ったり、これから先の人生を考えていったりしている。

「今の私って、そこまで頻繁に友達と連絡を取り合わなくなったな」とか、「今はあんまり他人の顔色を伺わないで、自分で行動できるようになったな」、「まだ少し難しいけど、全部を自分で何とかしようとしないで、周りの人を頼るようなことも、少しずつできている気がする」など、自分の内面及び、周りの人や環境に対する接し方に、変化が生じてきたことに気づいてきているのです。

もっと言うと、以前のあなたはもうちょっとだけ、好き嫌いが激しかったかも知れないし、感情のスイッチがすぐに入って、「いや、もうキレた。もう知らん。誰が何と言おうと、私のやり方でやっていく! 」など、そのような突進力も目立ったかも知れません。でも、今のあなたは、周りの状況をちゃんと見渡して、「私がやらなければいけないことは何か」と、以前よりももっと冷静に考えられるようになった。

ただ、「昔よりも、色々なことに冷めてしまった自分」が出てきているかも知れないのです。

これ、本当に大事なことなのですが、人が、本当に頑張って、真剣にもなって「今の自分にしか作れない人生」に取り組もうとした時には、必ずと言って良いぐらいに「孤独」の体験をしていくことになります。

道なき道を進み、何なら、吹雪の中で歯を食いしばって進んでいくような体験をした際に、初めて「私が一歩一歩、足を前に進めていかなければ、何も始まらないこと」を実感するから。周りにいる人たちが、違う季節感の中でトロピカルジュースを飲んでいようが、私は私で、足を動かしていかなければいけない。

今のあなたは、激しい「歯の食いしばりを伴う、歩行体験」からようやく、ひとつの目的地にまでたどり着くことができたのです。そして、確かな自分の居場所を、作り上げていくことができた。頑張ってここまでたどり着いてきたのだけど、一方で、その代償として「心が冷めきってしまったような部分」や「落ち着き過ぎてしまったり、冷静になり過ぎてしまったところ」なども、出てきてしまったかも知れません。

孤独は人を成長させるけど、同時に、「孤独からの復帰」に取り組んでいくことも、同じように大事になってきます。2026年上半期は、ちょっと体をゆるめたり、山を下って人と交流をしていくような、「リハビリの時間」も必要になっていきそうですよ。

2026年上半期において、牡牛座は「下山」や「リハビリ」がけっこう大事なキーワードになっていて、変な言い方になるのですが、今のあなたは「悟りを開きかけている人」の雰囲気を持っていたりするのです。

これまで、少しだけ長く、「2026年に至るまでの説明」をしてきてしまったのですが、これまでのあなたは、

• 自分の限界までやってきた
• もう絞っても、私からは何も出てこない
• その上で、新しい土台まで作ってしまった
• 集大成のようなものを築いたり、ひとつの極みにまで達した

などの体験をしてきたこともあって、「もう、私の人生、何が必要で、何が必要じゃないかがすべてわかってしまった! 」と、「空気の薄い高い山にいた人」みたいな思考回路になってしまう可能性が高いのですね。

それはそれで、もちろん悪いことではないのですが、何かを悟ってしまうと、究極のミニマリストみたいになってしまって、「それ以外の可能性を切り開いていくこと」や、「雑音のように聞こえてしまう、私が必要としていないもの」に対するストレス値が上がりまくってしまうのです。

2026年上半期のあなたは、「充分に距離を取っても構わないので、遮断ではなく、関わり合いを」が重要なキーワードにもなってくるので、空気の薄い高山から下山していくようなイメージを持ってみて。それで、「久しぶりに〇〇さんに会おう」とか、「久しぶりに、おいしいものでも食べに行こう」など、「里の暮らしのリハビリ活動」をやっていってほしいのです。

2026年上半期のあなたは、「新しい土地に、引っ越してきたばかりの人」の雰囲気を強く放っていきます。ですから、「この辺は、こういうお店があるのか」と、自宅周辺を散歩してみたり、ガランとしたお部屋から、少しずつ、新しい家具などを取り揃えてみたり。そのような、初々しい感覚を持って、過ごしていってみてほしいのです。

新しい物語が始まっていくので、「自分自身が、帰ってくるのが楽しみなお部屋を作ること」や、「外の世界に、楽しい居場所を作っていくこと」なんかも、大事なテーマになっていきそうです。いきなり、「あるお店の常連になる」みたいなことはやらなくて大丈夫なので、「少し小高い場所で、良い風が吹く場所」など、あなたにとってのお気に入りスポットを探しに行く感覚を持ってみて。

また、以前のあなたとは別の人間になっていたりもするので、「今までの自分の中にあった、好き嫌いの感覚」は脇にどけて、苦手意識を踏み越えるかたちで、「もう一度、体験してみよう」と、リベンジをしていくのも良かったりしますよ。

ここまでの記述を読んでいただいて、「なんだか、生ぬるいな」と感じた方もいらっしゃると思うのです。それだけ、牡牛座の中には「過激性」が含まれていたりもするから。でも、2026年上半期において、これまでのあなたが「生ぬるい」と感じてきたことをやっていくのは、本当に大事なことになるのです。「そんな服、着ないよ」と言っていた服を着たり、改めて、友達を誘ってピクニックをしてみたり。「何か、平和だね」、「うん、穏やかだね」と言い合える空気が、ちゃんとこれからの物語を作っていくための、基盤となっていってくれます。

過激さや、全身全霊をかけた面白さは、ラー油や辛味などと一緒で、ベーシックな味に飽きた時に、いくらでも継ぎ足すことができるもの。ニュアンスとして伝えるのが難しいところがあるのだけど、この時期は、「ベーシックな体験をちゃんとやっていく」、「ベタな展開を歓迎する」など、もう一度、「18歳ぐらいの自分に戻って、やっていきたい体験」に取り組んでいってみてくださいね。

2026年上半期の仕事面でのあなたのテーマは「今の私の夢は? 」です。

まず、大事な話をしたいのですが、2026年上半期の牡牛座は、運の方向性として「新規の可能性を広げていくこと」に特化していくイメージがあるのです。これは、仕事運にも関わってきて、「これまでやってきたことがないもの」とか、「ゼロから始めて、経験値を積んでいく」など、いわゆる、新規のルートを作っていく働きが強くなるのです。

ただ、ひとつだけ注意が必要になるのが、これらの「新規の可能性を広げていく」話は、いわゆる、「結果」や「成果」、そして、自分が求める「手応えやクオリティ」と対立してしまうこともあるわけですね。

どういうことなのかと言うと、「新しくやっていくこと」は、不慣れで、ノウハウが自分の中にない分、結果や成果、そして、手応えを出していくまでに時間がかかってしまうところも出てきてしまうのです。

そういうわけで、2026年上半期のあなたは「新しい仕事を軌道に乗せていくまでのジタバタ期間をどうやって乗り越えていくか」が大事になってきて、その乗り越え方のひとつとして、「今の私の夢は? 」と自問自答してみてほしいのです。

この「夢」という言葉に、拒絶反応を示す人もいると思いますし、夢という言葉自体に、「お花畑的な何か」を感じ取ってしまって、そこに「嫌気」を感じてしまう人も、もちろんいますよね。でも、「今年は絶対、仕事終わりにおいしいお店を見つけて、気晴らしするぞ! 」など、そのようなささやかな夢でも良いから、いくつか、夢を持ってみてほしいのです。

「夢」は、だるさを越えていくための大きな出力になっていくから。この時期、改めて大事にしたいものにもなってきそうですよ。

自分の力を振り絞って、限界を超えてきたあなただからこそ、2026年上半期は、「ささやかな夢」と相棒になって、並走していきたいです。

2026年上半期の恋愛面や人間関係でのあなたのテーマは「あなた、わんこそばの限界までチャレンジしたいの? それ、いいよ、応援するよ」です。どこから話していくべきかを迷ってしまうぐらいに、この時期のあなたは、恋愛面や人間関係において、色々な力が爆発していきそうなのです。まず、人気運がすごいことになっていて、周囲の人から見た時に、この時期のあなたは「爽やかな印象」とか、「話しかけやすいイメージ」が大きくなっていくのです。

なんで、そのようなイメージを出していくことができるのかと言うと、この時期のあなたは、「推しに対する愛情や熱中度」がすごく増していきそうなのですね。

牡牛座は普段、「日常」という空間においては、テキパキと周りのために自分の力を使ったりして、いわゆる、「そつのない動き」をしていくことができる人です。ただ、やはり、「全力を出していない感覚」は、自分の中にどんどん溜まっていってしまう。

でも、この時期のあなたは、その「日常生活の中で、全力を出せなかった部分」を、非日常や、趣味の世界や推し活に使っていくことで、上手くバランスを取っていくのです。つまり、「今日は祭りだ! ギャー! 楽しい! 」という時間と空間が、あなたには必要になってくる。

2026年上半期は、「推しへの愛」が良いかたちで発揮されていきそうで、「推しに勇気をもらった! よし、私も、人として素晴らしくありたい! 」など、あなた自身も良い顔つきになれたりして、素敵な波及効果が見込めそうですよ。

一方で、この時期のあなたは、対人関係において、第六感的な力が強まります。相手の意図や本心、「かけてほしい言葉」などを見抜いてしまいそうなのです。それは、「プロとしての接客をする人」だったら良いのですが、プライベートで「相手の心が読め過ぎてしまう」と、一方的に相談を持ちかけられたりして、仕事や業務のように感じてしまうことがあるのです。そうなってしまうのは少しもったいないので、「この人と仲良くなりたい」と思ったら、ビシッと対応し過ぎず、「今の私は、大好きな親戚のお家にいます」みたいな仮設定でも良いので、少し自分がフニャーンとなるようなモードを作り出していってくださいね。

また、この時期は「目立ちたい」とか、「私、今年、友達10人増やしたいんです! 」、「一回、わんこそばの限界までチャレンジしてみたい! 」など、そばで聞いていて「え、何それ? 」と思ってしまうような、独特の野心を持っている人と縁が深まりやすく、そのような人がキーパーソンになっていきます。

牡牛座も、自分なりの野心や目標を持ち、エネルギー値が高い人が多いです。でも、牡牛座が持っている「熱」は地下熱に近いものなので、あからさまに「私、〇〇になりたいです! 」と熱を外に放出している人を見ると、応援したくなっちゃうんですよね。そういう人の話に付き合ったり、アドバイスを送っていくことで、仲良くなっていきそうですよ。

ただ、そのような「変な夢や目標」を持っている人は、一般常識に欠ける面や、失礼な面があることも多いと思います。そういう部分には目くじらを立て過ぎずに、そして、断る時は断って、良い距離感で付き合っていくのが良さそうです。